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浜岡原発2号機火災 防火基準に従わず出火−−1、3号機含め改善の方針/静岡
浜岡町の中部電力浜岡原発2号機(沸騰水型、出力84万キロワット)で先月末、タービン建屋屋上から出火して壁など約10平方メートルが焼けた火災で、中電は30日、火災原因は社団法人「日本電気協会」が防火対策として定めている基準に従っていなかったため起きたと発表した。今後、2号機だけでなく、同じように対策が取られていない1、3号機を含めて改善する方針。
中電によると、火災当時、2号機は定期点検のため発電機を止めており、発電機を冷やすための水素ガスを屋上の排出配管から屋外に出す作業中だった。出火原因は、配管内から帯電した鉄さびが放出されたため、約1メートル離れた壁面の金属製の部品が蓄電し、壁の可燃性の塗料に引火したと見られている。
日本電気協会の基準では、排出配管の近くにある金属は静電気が蓄積しないように措置をとらなければならず、配管の向きも可燃物がない方向にしなければならないとされている。2号機はどちらの基準にも反しており、中電側は「認識が低かった」と謝罪した。
また、中電は同日、浜岡原発2号機のシュラウド(炉心隔壁)サポートプレートの溶接線にひび割れ1カ所、原子炉再循環系配管の溶接線でひび割れの疑いがある所を3カ所発見したと、ホームページ上の「運転情報」として公表した。
シュラウドサポートプレートは、サポートシリンダと原子炉圧力容器を接合している仕切り板。目視点検したところ、これまでに点検した約1・7メートルの部分で長さ10ミリのひび割れが見つかった。再循環系配管では、これまでに溶接線34カ所で超音波探傷試験を実施したところ、3カ所で最長8・6センチのひび割れの疑いがあることが分かった。中電は引き続き、残りの点検を続ける。【小林慎】(毎日新聞)
[3月31日19時43分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040331-00000003-mai-l22