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東京電力は29日、04年度供給計画を発表した。02年8月の原発のトラブル隠しの影響で停止した原発全17基(現在、10基が運転再開、1基が点検・修理を完了)について、5月の連休明けには、残る原発6基の点検・修理を終え、地元の了解を得たうえで再稼働を目指す方針を明らかにした。東電は問題となったシュラウド(炉心隔壁)のひび割れなどの点検・修理が終わった原発について、地元に運転再開を打診しており、地元の了解が得られれば、連休明けにも全基が再稼働する見通しとなった。
今夏の電力需要について、東電は猛暑となった場合、過去最高となる6450万キロワットの最大電力を予想しているが、供給計画では老朽化した火力発電所の運転継続などを含め、7026万キロワットを確保できると見込んでいる。最大電力に対する供給力の余裕度を示す予備率は約9%で、電力業界で適正水準とされる8〜10%を確保できる見通し。昨夏は猛暑となった場合「予備率はぎりぎりだった」(東電)とされるが、今夏は原発の運転再開で供給力に余裕度が増すことになる。
東電の築舘勝利副社長は同日の会見で「昨年は節電をお願いしたり、他の電力会社から電力の融通を受けるなどしたが、今年は昨年のような心配した状況にはならないと思う」と述べ、節電要請などの必要はないとの考えを示した。
東電の原発はトラブル隠しの影響で、03年4月に全17基が運転を停止。7月末までに4基が再稼働し、8月末までに2基増えて合計6基が運転を再開した。その後、9月に1基、04年3月に3基が運転再開し、これまでに再稼働した原発は合計10基となっている。【川口雅浩】
[毎日新聞3月29日] ( 2004-03-29-20:26 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/keizai/20040330k0000m020063000c.html