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<原発>運転開始 04年度計画で3基減って5基
電力会社が2010年度までに運転開始を目指す原子力発電所が03年度計画の8基から、04年度計画では3基減って5基となることが12日、わかった。電力各社が今月末に政府に提出する電力供給計画で明らかにする。政府は地球温暖化防止のため、10年度までに9〜12基の原発を建設する計画だが、電力需要の低迷や地元住民の反対などで原発立地が困難になっている現状を反映したものだ。このため政府は現行の「長期エネルギー需給見通し」を改定し、原発の建設目標を4〜5基に下方修正する方針だ。
電力各社が今月末に発表する04年度電力供給計画(04〜13年度の10年間の発電所などの建設計画)では、東京電力の原発のトラブル隠しなどの影響で、東電の福島第1原発7、8号機(福島県双葉町)、東通原発1、2号機(青森県東通村)など5電力会社の原発10基の着工と運転開始が、昨春時点に比べ1年以上、先送りとなる見通し。
このため、10年度に運転開始を目指していた福島第1原発8号機、中国電力の島根原発3号機(島根県鹿島町)、電源開発の大間原発(青森県大間町)の3基の運転開始が11年度以降にずれ込むことになる。10年度までに運転開始を目指すのは、中部電力の浜岡原発5号機(静岡県浜岡町)、東北電力の東通原発1号機など建設中の4基に、計画中の東電の福島第1原発7号機を加えて5基となる。ただ、同7号機も地元同意が得られなければ、05年度以降の計画で、11年以降に運転開始がずれ込む可能性も出ている。
電力会社の原発建設計画は、東北電力の巻原発(新潟県巻町)、関西・中部・北陸の3電力が共同開発する珠洲原発1、2号機(石川県珠洲市)の建設が断念されたため、04年度計画では8社16基となるなど、尻すぼみ状態にある。このため政府は、04年夏に改定予定の「長期エネルギー需給見通し」で、目標を4〜5基に下方修正し、既存原発の稼働率を高めることなどで二酸化炭素(CO2)排出量を抑える方針だ。【川口雅浩】(毎日新聞)
[3月13日4時19分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040313-00000121-mai-bus_all