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(回答先: 郵政民営化 投稿者 baka 日時 2004 年 7 月 18 日 14:43:45)
bakaさん、どうもです。
>竹中大臣がNHKで、郵政民営化を宣言したようですが、いわば国有銀行と国民の大事
>な預貯金をハゲタカ外資に奪われるようなものではないでしょうか?
「旧長銀→新生銀行」処理は、ハゲタカ外資に1兆円の国費(税金)を献上するという日本支配層の醜態を晒したもので、当時の内閣総理大臣をはじめ所轄大臣たちが“死刑”になってもおかしくないほどの売国行為です。
しかし、あまりこんなことは言いたくないのですが、お金はペーパーマネーでしかないのでお金を奪われることそのものは究極的な問題ではありません。
究極の問題は、“彼ら”に金融活動を徐々に支配されていくことです。
国民経済主義に基づく経済政策を遂行するにしても、銀行の貸し出し機能を活用することになります。
ところが、“彼ら”が銀行の相当部分を支配していれば、どこに貸し出しするのか、何で運用するのかなど経営は“彼ら”の判断次第になります。
極端に言えば、日本国債は見向きもせず預金をドルに変えて米国債を購入してそれを資産にしてもいいわけですし、ある企業が気に入らないと思ったら貸し出しをしないで経営不安に陥れたり潰してしまうということもできます。
こうなると、東京都ではありませんが、政府が別に銀行を設立して対抗せざるをえなくなります。
それでぎりぎりのところはなんとかなるでしょうが、日本経済がかき回され産業連関や資金循環がおかしくなり国民生活がさらに困窮するようになることは避けられません。
「郵政民営化」については、「小泉だろうが竹中だろうが、「郵貯」は潰されることなく“国債引き受けマシン”として活用されるだけの話。」( http://www.asyura2.com/0403/hasan35/msg/721.html )を参照してください。