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(回答先: そもそも定義自体があやふやなものに対しては反証のしようがないし、そのようなものが役に立つとは全く思えにゃい 投稿者 万事急須 日時 2004 年 7 月 12 日 07:31:02)
万事急須さん、
あっしらさんとの対話に文科系論理体系と理科系論理体系について少し言及しましたが、ここにもう少し追加します。
理科系論理体系では懸案の問題を解決するために永い研究の末帰納法で定理をつくり演繹法で立証に向かって進みますから、立証できたかどうかでその仕事が評価されます。従って、理科系論理体系は目的意識が高く、成功したのか失敗したのか不明のような議論はやりません。所が、文科系論理体系では懸案の問題を解決するかどうかは主目的では無く討議者の主観で合意が得られるか否かで評価されます。従って、討議者の主観が相違すれば反論の反論と延々と続く議論になり、結局何の結論にも到達しないで最後には投票で決着をつけるわけです。このように文科系論理体系では真理に到達するのを最初から諦め、帰納法などは関係ありません。私が理科系と文科系に分けたのは論理体系の姿であって、理科系の人は必ず理科系論理体系を使うとは限りません。理科系の人でもひどい論理展開をする人はいくらでも居ます。
貴方は明らかに科学者ではないので仕方ありませんが、貴方の作った摂理とやらから何が明らかになるというのですか。人間が定理や摂理を作るのはそれから出発して立証可能な結論に至る為で、その為に何年も対象の観察を続け帰納法で一つの真理に到達するのです。立証できない結論ならば科学理論とは言いません。貴方の作ったのは摂理では無く、唯の陳述に過ぎません。何故なら貴方の文は永い観察の末に到達した真理ではありませんし、そこから出発して何か立証可能な結論を導き出せるものでは無いからです(出来るのならどうか見せて下さい)。貴方の議論の仕方を見ただけで科学者で無い事が直ぐに分かります。貴方のやった議論を詭弁というのです。
私があっしら氏の反論に対する反論をお断りしたのは、貴方も指摘されたように、文科系論理体系では結局は語句の定義と解釈を巡って泥沼論争になり、議論の好きな方には面白いでしょうが、最後には主観の相違という事で結論が出ない事を知っているからです。理科系の私としては、結論の出ない論争は時間の無駄でしかありません。