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(回答先: 俺って鈍感すぎるのかなあと思って悩んでいます。(半笑) 投稿者 あっしら 日時 2004 年 6 月 30 日 02:09:14)
あっしらさん、みなさん
「自分で考えろ」だけというのあんまりだと思い直して、少しだけ。
あっしらさん、フリーダ・カーロっていう女性の画家のことご存じですか? 東京で展覧会があったし、映画も公開されていたので名前はごらんになっているかもしれません。
で、この人、このページ(http://www.tokyo-np.co.jp/event/bijutsu/frida/)にもあるように「シュルレアリスト」とされています。理由は有名な画家さんたちが彼女の絵を見て「これはすばらしいシュルレアリスム絵画だ」と評価したからだそうです。
しかし、フリーダ本人は「ピカソもブルトンも私の絵がシュールレアリスムに見えるなんてバカだとしかいいようがない」と言っていたそうです。男性の眼から見れば彼女の絵はおどろおどろしいシュールな絵画に見えるのでしょうが、女性の眼から見れば、彼女の絵はリアリズムそのもの=女性が感じている女性的な日常を視覚化したもの、なのだそうです。
このことは、我々男性の言う「身体性」なんていかにリアリティがないか、あるいは、男が身体をリアルなものとして感受することの困難さの証明の一つかもしれません。もちろん、僕の眼に女性と同じように彼女の絵が見えているわけではありません。なんとなく「わかるような気もする」レベルでしかありません。
もうちょっと引きつけた話でいうなら、女性には生理があります。個人差もあるとは言え、毎月4分の1(人生の4分の1)を、女性はこの現象とつきあうことを強制されます。そのことを想像してみてください。これは論理でどうこうなる問題ではありません。
あるいは、あっしらさんは「妊娠の問題は捨象して」とおっしゃいましたが、僕に言わせれば「その一言でレッドカード」です。それは捨象できる問題ではありません。むしろ、そこがこの性差という問題を考え始める基点であり、それを捨象した時点でそれ以降の議論は意味を成さなくなると思います。
最大多数の最大幸福は「具体的理由の提示なき「異論の表明」で読者に波紋を与える手法は好ましくないと思います(http://www.asyura2.com/0403/dispute18/msg/470.html)」と書かれていますが、そんなことはありません。僕が読む限り、女性の方々はきちんと提示されています。もちろん僕だって全部を理解しているわけではありませんが、少なくとも具体的な理由は提示されているように思われます。男性の眼からは見えない部分が存在しているのです。僕ら男性はそれを想像力で補う必要があると思います。
(これで「3つのお願い(一日3つの投稿制限)」の今日の分はおしまいなので、続きはまた明日以降に)
失礼しました。
(仕事しなくちゃかみさんに叱られるし:涙)