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(回答先: 進歩史観の無惨!:支配者の誰もが、国際金融家と同じ価値観を持つわけでも、「近代文明」を善と考えるわけでもない(本文なし) 投稿者 あっしら 日時 2004 年 6 月 25 日 14:34:09)
世界征服という考えが、資本の増殖及びキリスト教原理主義と無縁でない事が明らかだ。つまり、モロッコを征服すれば大西洋に出られるのはスルタンもわかっているが、世界征服の必要性をこれまでの帝国は感じない。しかし、キリスト教原理主義と資本の帝国は同じ帝国でも、オスマンを始めとするこれでの帝国とは違って、絶対に世界征服しなければならないのだ。強迫観念がある。イスラム原理主義とは、キリスト教原理主義と無限増殖の自己目的化を目指す資本の厳しい強迫観念にさらされなければ、恐らく生まれなかった思想なのだ。そして、世界支配層は薄々それを直感しているが故に、「イスラム原理主義者によるテロ」を世界各地で演出する必要がある訳だ。こうする事で、問題の本質は思想や哲学ではなく、「テロ」が問題なのであって、国家の軍事であり、市民の治安維持であるとする思想を広める事ができるのだ。つまり、「イスラム原理主義者」による(とマスコミに報道される)テロの頻発が民衆の恐怖と反発による思考停止を招く事を支配層は知っている。彼らは薄々この体制の先が短い事を知っているのだ。それがコマーシャリズムであり、テロの脅威煽りとして、誤魔化されている。資本帝国にはオスマン帝国のスルタンのように、「この辺りで征服やめよう」と休む事が一刻も許されない。彼らは休む間もなく、その死を迎えるまで働き続けねばならない。キリスト教原理主義による平和は本質的に世界の終末にしか来ないのだ。死ぬまでが戦い。