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(回答先: 利益を残さない経営 安売りメガネチェーン・株式会社21 投稿者 ペルソナノングラータ 日時 2004 年 6 月 02 日 02:40:47)
華西村
● 華西村は中国江蘇省江陰県(上海市の西北)にある。1961年建村。
● 昨年、周辺の村々を合併、人口は建村時の10倍以上の1万6000人強(流動人口を加えると約3万人)、面積は建村時の13倍に上る13km2の大華西となった。
● 村には1億2400万人民元(約19億円)を投じた華西塔なるものも建造されている。尖塔は金箔塗りである。
中国一のスーパー金持ち村の今!
「天下第一」華西村のWebページはこちら(英語ページも完備!)
→ http://www.chinahuaxicun.com
「天下第一村」。冗談のような通り名で呼ばれる村が、中国は江蘇省にある。この華西村、村の共産党委員会書記・呉仁宝氏の指揮の下、70年代末以降の改革開放路線にのって村営企業(いわゆる郷鎮企業)の工業化を推進、99年には村名義で株式上場も果たしている金持ち村だ。
同村は衣料品や鉄鋼などを生産・販売し、毎年20%前後という驚くべき経済成長率を達成してきた。中国の新聞によれば、その理由は村営企業の集団主義経済にある。原則は「少分配、多蓄積。現金支給を少なく、株式出資に多くを」。収益の多くを企業資金に回流させるだけではなく、従業員に企業株を強制購入させて現金給与を抑えているという(給与の40%以上が株式で代替されているとの話もある)。しかもこの株、犯罪を犯した場合や離村する場合には全権利没収。怖い。
現地調査を行ったことのある桃山学院大学の厳善平教授は「華西村はその集団主義経済、人治体制ともいえる呉一族による支配、村民と出稼ぎ労働者の巨大な経済格差など、まさに中国社会の縮図だが、同時にきわめて特殊な成功例。村営企業は社会主義市場経済のモデルとしてもてはやされたが、所有権が曖昧で、実際には村や企業の要職をすべて握る呉一族の財産だ。市場経済化が進めば問題が表面化する。近代化に邁進する共産党の支持を今後も受けられるかどうかは疑問だ」と言う。
そんな天下第一村に今年7月、変化が起きた。華西村システムを構築し、経済成長を牽引してきた呉氏が退任、その第四子・呉協恩氏が後任党書記に就任したのだ。世襲とはいえ、指導者の交代が、厳教授の指摘する問題点の克服をもたらすのかどうか。
現地新聞ルポによると、経済的蓄積とともに、従業員の村への不満も徐々に蓄積されている気配だ。市場経済化・資本主義化が進む中国で、華西村がいつまで天下第一村の座を守れるか、乞うご期待である。
http://www.chinahuaxicun.com/
http://www.ultracyzo.com/newssource/0309/02.html
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☆華西村の成功物語も似たところがあると思います。
人々の「信じあう」の力の結合が、経世済民を実現したといえるでしょう。
最近テレビで、この村が紹介されているのを見ましたが、
この村を発展させた村長が「私が裕福になるのは、すべての町民を
幸せにした後(つまり、最後)です。」と述べていました。彼は発展前と変わらない
質素な生活をしていました。この発言を聞いたとき、私は、 そこは桃源郷かと思いま した。 こういう発言をする政治家は、日本にいるでしょうか?
中国には、さまざまな不安要因、バッシングがありますが、
現在の日本の状況と対比すると、日本と中国の立場は、大逆転するかもしれません。