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(回答先: Re: この国の領土はすべて安全か? 投稿者 hou 日時 2004 年 5 月 22 日 06:17:23)
テロはヒットアンドエスケープが基本なので、通常の警察や軍隊では予防することができない。(軍艦でやってきて、制服で町を歩き回るわけではない)。
ヒットアンドエスケープなので、テロの発生の後に軍隊や警察を動員してもテロリストと戦うことはできない。
テロリストには戦闘能力がないので、軍人や警察官などがいるところは避けて攻撃対象にする。従って、民間人がいる場所が攻撃対象になる。
テロは一人でも出来るので、テロをしそうな人は一人もテロ対象に近づけないことが必要。
そのためには、次のような対策が採られている。
(1)怪しい外国人の入国を禁止する。怪しいかどうかを判断するために、生体識別パスポートを要求する。また、相手国に、怪しいかどうかの判断材料の提出を義務づける。
(2)既に潜入した外国人や自国民のうちテロを支援しそうな人を逮捕し、隔離する。そのために、電話、コンピュータ通信などの盗聴を行う。市民の間にスパイ組織を潜ませる。盗聴やスパイといったテロ予防対策を行う特殊警察、特殊部隊の人員を倍増する。その財源は、ことの性質上、国民や議会の監視が届かない秘密の財源を確保する。
(3)怪しい人物の監視を行うために、紙幣にID発振器を埋めこむ。
(4)テロリストと怪しまれる者またはテロリストに関する情報を持っていると思われる者を逮捕した後に、効率的に情報が得られるように、治外法権の刑務所を設置する。被拘束者が憲法や法律によって保護されようでは完全かつ効率的な情報収集はできない。
* ここまではアメリカがやっているテロ予防策
(5)テロの対象となりそうな場所のまわりは、携帯ミサイルの射程距離までを更地にして地雷を設置しておく。
(6)テロリストやその指導者と思われる人物が乗っていると思われる車を見つけたら自衛隊の攻撃ヘリコプターからミサイルを打ちこんで、車ごと破壊してテロを予防する。家や事務所を見つけたら、建物にミサイルを打ちこむ。
(7)テロリストと思われる人物の家族や親戚、友人の家はブルドーザで破壊する。
(8)テロリストを支援していると認定された地域は爆撃する。
(9)テロリストを支援しそうな地域はコンクリートの塀で囲んで封鎖する。
* ここまでがイスラエルがやっているテロ予防策。
とまあ、ここまでやっても、自分が死んでも攻撃するのが正義だと思うような敵や、彼らに罪を擦り付けて自分たちの利益を確保したいという輩がいるかぎりは、テロは完全には防げないみたいです。
ちなみに、テロリストの目的は、このような硬直した政策を政府に採用させることにより、国民の政府に対する憎しみを増大させることによって、政治目的を達成するものだと言われています。要するに、政府がこういう政策を採れば、テロリストの勝ち、ということらしい。
テロを防ぐ唯一の方法は
(10)自分が死んでも攻撃するのが正義だと思うような敵を作らないこと
参考:
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http://www.geocities.co.jp/Outdoors/1102/bankusa.html
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2001年10月5日金曜日 くもり
■今日の一言
「テロリストや彼らの仲間、ファシストたちを勝たせてはならない。
テロリズムの目的は、攻撃をしかけた政府を全体主義化することなんだ。彼らを満足させてはいけない。
何ごとも恐れるな。自由に生きよう。
そして、この恐るべき犯罪を犯した者たちを許そうと努めよう。彼らを憎めば、われわれも彼らと同じになってしまう。」
− 電子フロンティア財団を創立したジョン・バーロウがテロの数時間後に送った同報メール −
今回は原文も記載します。
Don't let the terrorists or (their natural allies) the fascists win.
Remember that the goal of terrorism is to create increasingly
paralytic totalitarianism in the government it attacks. Don't give
them the satisfaction.
Fear nothing. Live free.
And, please, let us try to forgive those who have committed these appalling crimes. If we hate them, we will become them.
テロ直後にこれほど冷静なメールを出せたとは驚きだ。
不幸にも彼の叫びが届くことはなく、アメリカをはじめとする各国は全体主義へと傾き始めた。
安全を、武力と諜報により手に入れようとしている。
アメリカは”自由”の国であることをやめ、”正義”の国になるのか。
しかし、自由のない正義は息苦しい。昔はそういうのを警察国家と呼んで蔑んでいたはずなんだけどなあ。
今回のテロによって、世界中の大勢の人々からアメリカに対する憧れが消えた。
世界を全体主義化するのがテロリストたちの革命なのだとすれば、残念ながらその一部は成功してしまったらしい。
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