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Winnyは「技術的なテロ」――ACCS久保田専務理事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0406/08/news100.html
ACCS(コンピュータソフトウェア著作権協会)は
6月8日の2004年度第1回通常総会開催後に記者説明会を実施。
前年度の活動報告や、「ASKACCS」個人情報流出をめぐる仮処分で
元京都大学研究員と和解に至ったことなどを報告した(関連記事)。
しかし、もう一つの注目の事件であるファイル交換ソフト
「Winny」開発者の逮捕・起訴については、
「(ACCSはこの件について)事実関係を把握する立場になく、
具体的なコメントは差し控えさせていただきたい。7月初めに冒頭陳述が行われている
と聞いているので、当協会としてはその段階で正式なコメントを出したい」
(久保田裕専務理事)
と述べ、5月31日に発表した“ファイル交換サービスに関する一般的な当協会の意見”
を繰り返すにとどめた。
ただ久保田氏は「あくまでも個人的な意見」としながら、
起訴されたWinny開発者「47」氏の行為が著作権法違反(公衆送信権の侵害)の
ほう助犯に当たるかどうかについて、
「著作権法の改正を意図して開発したこと、(Winnyを使って)著作権侵害行為が
行われていることを承知しながらバージョンアップを続けたこと、
その意図どおりにゲームソフトや映像メディアなどが公開されていたこと」
の3点を満たしていれば、ほう助犯に当たるとの見解を示した。
その上で久保田氏は、著作権法は関係省庁・団体などが真摯(しんし)な議論
を重ねた上で法改正などを行っており、それをWinnyという道具を使って
強引に改正を企てるのは「技術的なテロであり、非民主主義的行為だ」と非難した。
ITmediaニュース
2004/06/08 23:25 更新