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2000年の南北首脳会談が予定より1日遅れて開かれたことと関連し最近、朴智元(パク・チウォン/元大統領秘書室長)被告は公判で「北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が故・金日成(キム・イルソン)主席の遺体に参拝するよう要求したため」としたが、林東源(イム・ドンウォン)前国家情報院長は28日、「そうではない」とした。
以下は、林前国家情報院長が同日、統一教育協議会主催の朝食講演会で明らかにした当時の状況だ。
私は首脳会談の直前、大統領特使として2000年5月27〜28日と同年6月3〜4日に秘密裏に北朝鮮を訪問した。金正日(キム・ジョンイル)総書記と会ったのは2回目の訪朝の時だった。
しかし、金総書記が突然、金大中(キム・デジュン)前大統領の錦繍山(クムスサン)記念宮殿参拝を要求してきた。私は断った。金総書記は別の話題に移ったが、しばらくして「先の話ですが…」とまた参拝のことを取り上げた。これを繰り返しながら参拝を執拗に求めてきた。
金総書記は「自分は喪主であり、外国首脳の参拝は慣例だ」とした。自分もソウルを訪問することになれば、国立墓地を参拝する考えだとした。私が国内世論調査の結果などを取り上げながら「できない」とすると、金総書記はいろんなアイデアを出した。
平壌(ピョンヤン)空港で金総書記が金大中前大統領と一緒に乗用車で宿所に向かう途中で、錦繍山記念宮殿に立ち寄ることを提案した。
他にも、金総書記と金大中前大統領が首脳会談の直前に錦繍山記念宮殿を参拝するか、会談の後で参拝するなどの案を提示した。私が「いずれも受け入れられない」とすると、金総書記は「ならば、首脳会談はなかったことにしよう」とまで言った。
北朝鮮側は平壌で首脳会談が行われる間にも、引き続き参拝を要求した。私は北朝鮮側関係者を通じ、参拝できない理由を書いた文書を金総書記に送った。首脳会談の2日目夕方の晩餐会で、金総書記が私を呼び寄せて耳元でささやく場面がテレビで生中継された。このため、スパイを捕まえるべき機関の長がスパイの首領と密談を交わした、などと噂された。
しかし、その時金総書記は私に「文書は読んだ。参拝しなくてもいい。あなたの勝ちだ」と話した。肩から重荷が降りたような私は笑ったが、それが誤解を招いてしまった。
しかし、首脳会談が1日延期された理由はこのためではない。
金総書記は私に「なぜ南側は金大中前大統領が何時に出発し、何時の飛行機に乗るなどと公開するのか」とし、「米国などの不純分子らが忍び込んでくるかも知れないのに、金大中前大統領の身辺に問題でも起きたらどうするのか。日程を1日繰り上げるか繰り下げたらどうか」とした。
私は「受け入れられない」としたが、結局北朝鮮側は首脳会談を1日延期した。
キム・イング記者 ginko@chosun.com
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/05/28/20040528000064.html