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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040527-00000007-kyodo-soci
「血の汗」とも言われるカバの赤い汗に、紫外線(UV)や細菌から身を守る色素が含まれていることを、橋本貴美子慶応大研究員(現京都薬科大助教授、天然物化学)と上野動物園(東京)が共同で解明し、27日付英科学誌ネイチャーに発表した。カバの汗の成分を分離し働きを特定したのは初めて。
カバの汗は粘着質で強アルカリ性。汗をかいた直後は無色透明だが、数分で酸化して赤く変わり、水分が蒸発すると数時間で茶色に変化する。
橋本研究員らは、上野動物園で雄の「ジロー」と雌の「サツキ」の汗を採取。水に溶かして分子の大きさによって色素を分離し、還元処理などで赤、オレンジ2色の色素を安定した状態で取り出すことに成功した。
色素を分析すると、地上に届く紫外線の波長で高い吸収率を示すことが判明。また、カバによく似た皮膚を持つカエルに取り付く細菌や、傷を化膿(かのう)させる細菌に加えると、高い殺菌効果も確認されたという。(共同通信)
[5月27日2時3分更新]