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民主党首脳(=岡田克也、菅直人、小沢一郎)は、「9兆円食いつぶし腐れ年金官僚」を、国怪の場に引きずり出し、
主権者に土下座をさせろ
04・5・21
小沢一郎の「代表就任辞退」は、はっきり言って、私の胸を突き動かされるものがありました。おそらく、自らの年金未払いの問題も、菅直人同様、最後の最後までわからなかったのでしょう。あの記者会見で、赤らんだ目にうっすらと涙を滲ませていた表情に、その無念さをありありと感じました。
あそこはおそらく、「進むも地獄、退くも地獄」という心境だったでしょう。
「あれで就任辞退をしてしまったら、誰もが党役員に就くことはできない」「どうせ、参院選で勝ち目がないとわかったから、敵前逃亡したんだろう」という非難轟々の声を浴びていましたが、では、もし、あのまま代表の座に就いていたとしたら、菅直人に向けて「アタマを坊主にして、代表を辞めて、それを突きつければ未納閣僚のクビが取れる」とまで漏らしていたわけです。
もちろん、小泉純一郎や未納はイカンザキ君のように、シラを切って、フェードアウトさせるという手も取れないわけではなかったのです。しかし、そこで敢えて“自爆テロ”を敢行したのは、私は「潔かった」と思います。「あー、日本にもまだラスト・サムライがいたんだなあ」と、久しぶりに感動しました。
表面的には小泉は何の打撃もなかったような表情を作り、大新聞をはじめとするマスコミの論調も「不発に終わった小沢爆弾」という何とも表面的な見方をしていますが、それは全然、見当違いです。あの一発は、相当、小泉のボディーに効いてます。肋骨にヒビが入ったはずです。
その何よりの証拠に、福田康夫を蹴落として、今や、新たな「官邸のヒットラー」と化した秘書の飯島勲が、「コメ25万トンと引き換えに人質を返す方向で検討」と報道した日テレに激昂し、日テレ記者の同行を拒否した(その後、官房長官が撤回)でしょう。いよいよ、末期に入ったという感じです。
それと、もう一つ、新代表となった岡田克也ですが、就任直後の18日の夜に、民放のテレビニュース(報道ステーション、ニュース23)のはしごをしていましたが、そこでいちばん心に響いた言葉が、「私は(国民に対して)正直でありたい」というフレーズでした。
確かに、岡田のしゃべりには「立て板に水」「ワンセンテンス・コメンテーター」といった、小泉のような歯切れのよさはないですが、逆に、あの小泉の「ああいえばこう言う」的な物言いにうんざり感と飽きが来ているいま、逆に私はあの朴訥とした話し方に新鮮味を感じました。岡田はたぶん、もともとあのキャラなのでしょうから、敢えて小泉に合わせる必要はまったくない。
スペインで政権交代のきっかけになった「マドリッド爆破テロ」で、与党・国民党首相のアスナールが墓穴を取ったのは、メディアにウソの情報操作をしたからでしょう。もうどこもかしこも、「政府高官がウソをつく」ということに辟易としているのです。
ですから、あの小泉とはまったく対照的に「誠実さ、実直さ」をアピールしてちょうどいい。そのワキを知名度のある「菅、小沢」が0・1歩下がってサポートし、「岡田、菅、小沢」の「3枚看板」で夏祭(=参院選)を戦うぐらいでちょうどいい(#ま、その頃には筑紫哲也とか田原総一朗とかも横並びでブラウン管に復帰しとるんやろうけどな)。案外、「これは化けるぞ」という感じがしました。
んで、本題に入っていきますが、私も遅ればせながら、ようやく年金問題に少し関心を持って、岩瀬達哉氏の『年金大崩壊』(講談社、1600円+税)を買ったりして、いろいろと調べてみたのですが、今度の“年金崩壊”のウラには、ぬあんと、ぬあんとじつにムチャクチャなことが起こっているのです。いやー、「無関心の罪」「無知の罪」とはこのことで、われわれ国民(=主権者)の無知をいいことに、トンデモないことを腐れ年金官僚はやらかしてくれているのです。
結論から言うと、ぬあんと、これまでトータルで9兆4千億円もの膨大な年金財源が、厚生省(現・厚生労働省)の腐れ年金官僚どもによって、食いつぶされてきたのです。それが、今は廃墟となってタダ同然で買いたたかれているグリーピアに投入されたり例の天下り特殊法人「年金資金運用基金」(旧・年金福祉事業団、略称・年福)に流れて、腐れ年金官僚OBの黒塗りハイヤー代や高額退職金に化けているのです。
ぬあんと、「9兆」です。「900億」や「9000億」でなくて、「9兆」です。思わず、私はこれを知ったとき、鼻血がブーと出そうになりました(笑)。
いま、スズメの涙とも言われている国民年金(=老齢基礎年金)の支給額が、40年間払い続けて、年間80万4200円(1カ月あたり約6万7000円)です。
まあ、1人年間約80万円として、おおざっぱな計算で、この9兆円で国民何人分の年金に相当するでしょうか(ゼロが余りにも多くて計算が面倒くさいので省略)。
構造としては、誰も乗らない高速道路を作りまくっている道路公団(+建設省、それにたかる族議員)とクリソツで、間違いなく年福にも、道路公団の藤井ソーサイのような「血税寄生虫」が、ゴロゴロしているわけです。
寡聞にも、例えば、民主党国怪議員の中でも、さきがけ出身の菅直人は、「特殊法人改革」をその最大の政治課題の一つに挙げ、その著書『日本大転換――二十一世紀へ希望を手渡すために』(光文社、1996年)の中で、こう書いています。
<そういう考えに基づき、「行革新党」という性格を一つの旗印にして、民主党を旗揚げしたわけですが、そんななか、こんな質問をよく受けるようになりました。
「菅さんの言う行政改革は、自民党や新進党の言う行革とは、どこがいちばん違うのですか」
そんなとき、私はこう答えることにしています。
「霞が関側に立つか、国民側に立つか、の問題でしょう」>
私はこの言葉をそっくりそのまま、今の菅直人に返したいと思います。
今度の「年金政局」(=大作&菅政局)で、民主党がわざわざ、「菅直人」という「小沢一郎」という2枚看板の“血”を流したわけですから、それを相手に切り返さなければ、それこそ「自爆テロ」で終わってしまいます。
ですから、「自爆テロ」で終わらさず、「刺し違え」に持っていくためには、ここはなりふり構わず、切り込んでいくことでしょう。
もちろん、その過程で、「小泉純一郎&未納はイカンザキ君」のクビを飛ばすのは当然ですが、それだけにとどまっていたら、“顧客”は振り向きません。逆に飽きて、シラけてしまうキケンもあります。
いま、国民がいちばんアタマに来ているのは、我々の血税がそういった「腐れ年金官僚」によって、食い物にされるという「人災」のため、今の年金破綻に結びついてることでしょう。こうした最も根本的なところを突っ込まずに、ただ、「小泉のクビを飛ばせ」「未納はイカンザキだ」とわめいたところで、お客さんは投票所まで足を運んでくれません。
岡田克也が民主党代表に選出されることに5月18日付けの毎日新聞朝刊が、年金改悪法に関するアンケート調査を実施しており、そこでは、法案に対して、賛成10%、反対37%、内容がわからない46%となっていて(#もっともワシも反対半分、内容がよくわからんってところがあるがな)、うち、「反対する」と答えたうち、「今度の参院選でどこの政党に投票するか」との問いに、選挙区では「自民10%、民主25%、その他無回答13%、まだ決めていない30%」で、比例区もほぼこれと同じ結果となっており、記事では「年金不満層の吸収が不十分」と分析しています。
私はこの記事を見て、「あー、もっともだな」と思いました。
もちろん、引き続き、いまの流れにある「政局対応(=ケンカ)」は必要ですが、いちばん国民感情は、「国民年金の給付切り下げ、納付額アップ」を打ち出しておいて、国怪議員は未納シマクリンスキー状態に加えて、腐れ年金官僚はまさにタコが自分の足を食うがごとく、「年金を食って生きてきて、その結果、年金を食いつぶした」わけでしょう。それに国民(=主権者)はハラワタが煮えくり返っているわけです。
ちょうど、代表就任の日の晩にニュース23に出た岡田克也に、佐古キャスターが、「でも、小泉内閣の支持率は50%を超えていますよね」と水を向けていました。
が、確かに小泉内閣の支持率は依然、5割近いが、「自民党支持率は20%を切って民主党と拮抗状態にある」ということと、昨年秋の総選挙で、あの安倍サプライズ人事をやって、「小泉・安倍」という“最強の2枚看板”を投入したにも関わらず、自民党が単独で過半数を取れずに、都市部では軒並み惨敗した意味を、もう少しアタマを使ってちゃんと考えろ、ということです。
つまり、「年金」という、自分のフトコロが痛むビビッドな問題が、例の江角マキコの件で大ブレイクしたことをきっかけに、私も含めて、いろんな世代がこの年金問題を「わが身」のこととして、考えられるようになった。
国民(=主権者)だって、いまの財政状況、そして、これから少子高齢化が進むなかで、そんなウマイ解決策がないことぐらい、だいたいわかってるし、何らかの負担増は避けられないであろうということは、薄々、承知している。
しかし、だったらというより、であればこそ、「国民の皆様に負担を強いるわけですから、当然、私たちも血を流します」と、こうした年金官僚、さらにその年金官僚を主権者(=国民)に成り代わってコントロールする立場の国怪議員が、頭を下げ、身を切るのが当然でしょう。だから、議員年金特権に切り込み、腐れ年金官僚を国怪に引っ張りだせと言っているのです。
それゆえ、自分の意思で出処進退が決められない某与党の党首(=未払いはイカンザキ君)のクビを飛ばすのは当然ですが、それとリンクして、こうした年福の“藤井ソーサイ”を国怪の場に引っ張り出してきて、土下座をさせ、市中引回しの刑に処するのはアタリマエというか、それをしないことには、我々の気は到底、収まりませんし、特に菅直人あたりはそれをしなかったら、代表辞任では済まず、「国怪議員」も辞職してもらわなけばなりません(笑)。
(#マルハム叩きもこの年金不信とリンクさせてこそ、民主党への集票効果が高まるからな。そこで「去年秋の総選挙で、『100年先の安心』とまでほざいていた、未払いはイカンザキ君の人事権を持っているのは、いったいどこの誰なんでしょう」「そういう宗教政党が支配するいまの自・公政治で本当にいいんでしょうか」と「政教一致」を突いていくわけや)
夏の参院選で「民主が第1党になって勝つ」ということは、とりもなおさず、「自・公過半数割れ」に追い込むということです。
そのために、どうすればいいかというと、「投票率を上げる」ということです。
いま、まさに“最大与党”である「無党派層」は、「さすがに小泉にも飽きた。んで、年金で大ウソをついたマルハムも変な小太りのオッサンが牛耳っていて、何だか気味悪いんだけど、でも、本当に民主党は政権を取る気があるんかいな。そして、ワシらの気持ちを、この思いを本当に代弁してくれるのか」と、そのへんをじっと凝視している状況だと思います。
民主党内部では、この4月の衆院補選の埼玉選挙区に象徴されるように、「投票率の低さ」を解消するため、「投票の義務化」を言い出してる人もいますが、岡田克也のオヤジと兄貴が、「ジャスコに足を向けずに、商品を買わないのは客が悪いからだ」なんてことを言うか。民主党はそのへんの「石アタマ」から治さないとダメです。そんなことを言ってるから、有権者はソッポを向くわけです。
もうちょっと、「お客さん」(=主権者)が、気持ちよく投票所に足を運んで、「民主党」と書いていただくよう、“顧客ニーズ”をくみ取るよう、知恵を絞れということです。
そこで、年明けから「有言実行」が板についてきた菅直人に、ここで私が「人事発令」をして、彼を新たに民主党の“新代表”に任命したいと思います。
「代表」は代表でも、これは、前回の本サイトでも少し触れましたが、民主党の「創価学会問題プロジェクトチーム」の「代表」です。
もともとこれは、彼が今年の2月下旬に「党代表」の直属機関として発足させたものですが、まあ、ちょっと残念なことにあんな感じで辞任して、“一兵卒”に戻ってるわけですから、ここは勝手にこのプロジェクトチームの「代表」に就任し、ガンガン動き回っていけばいいでしょう。
ちなみに、このプロジェクトチームの事務局長と務める前田雄吉・衆院議員(愛知6区、春日市・小牧市・犬山市)は、「フォーラム21」の最新号(5月15日号)で、次のように述べています。
<いま、国会で憲法調査会が設置され、改憲、護憲、創憲、加憲、論憲についての議論が喧しいですが、もし、憲法を見直すのであれば、安全保障などの諸点ばかりでなく、いかにして政教分離を強化する観点からの議論も重ねる必要があるのではないでしょうか。いずれにしても、民主党に対する口汚い攻撃に象徴される独善的で排他的な体質を持つ創価学会に政治を左右されることのないよう、民主党のプロジェクトチームは努力していく所存です。>
この前田議員は当選2回、また、衆院総務委員会でヤフーBBと竹岡誠治との関係を追及した樽井良和議員(大阪16区、堺市北部)は当選1回と、イキのいい若手議員が民主党は張り切って頑張っています。こうした若い世代を育てていくのも、これからの菅直人の役割でしょう(#こうしたつながりをきっかけに、菅一派を構築していけばいいわけやし、マルハム叩きにおいても、いい意味で小沢一派とも競争すればいいわけや。
いまはとにかく、「夏のイベントに勝つ」ということが至上命題やからな)。
とりわけ、「年金問題=マルハム(=池田大センセイ)叩き」ですから、このプロジェクトチームを足場に、もともと特殊法人問題は菅直人の守備範囲であるわけですから、同時に年金問題にもガンガン食い込んでいって、この2つをまとめて一緒に叩くことで、「お客様」(=有権者)にぜひ、投票所に足を運んでいただき、「投票用紙には、民主党と書いてくださるようお願い申し上げます」とアタマを下げればいいわけです。
やはり、このプロジェクトチームはせっかく芽吹いた胎動なのですから、水をやり、肥料を与えて大事に育てていくべきです。
そして、マルハム問題ももっと長い視点で捉えて、「参院自・公過半数割れ」となれば、「年内解散、総選挙」も見えてきますし、そこから、「政権交代」ということになれば、いみじくも前田議員が言っているように、「憲法論議」と絡めて、「政教分離法」や「カルト対策法」を制定すればいいわけで、そういったところも含めて、息の長い活動を続けていればいいと思います。
私は菅直人に拙著『デジタル・ヘル』を贈った際、直筆のサインとともに、こう書き記しました。
「日暮れて道遠し。されど、現実を突き動かすのは、理想の力なり」
「永田町と男女の仲とは一寸先は闇」といいますが、まったくその通りで、考えてみれば、あの小泉だって、ソーサイになるまでは、2度もソーサイ選に敗れて、いま流行りの言葉である「負け犬」同然だったわけでしょう。それが、「3度目の正直」で一気にブレイクして、ここまでそのビギナーズ・ラックで持ちこたえてきたわけです。
菅直人のいいところは、これだけ永田町の滞在年数が長くなっても、「市民の目線」「民衆の視線」を大事にしているところです。
10代にオルダス・ハックスリーの「すばらしい新世界」に感銘したところから、菅直人は「政治の役割とは何なのか」と自らに突き詰めて問いかけ、そこから、「病気、貧困、あるいは老後の不安、体を壊してしまうような重労働、一生懸命働いても家を買えないような都市のありよう、そして、戦争。そういう人を不幸にしてしまう要素をひとつずつ取り除いていくことが政治の仕事ではないのか」という考えに到達し、そこから、「最小不幸社会を目指す」ということを引き出したわけですが、私はこれも立派な「理想」だと思う。
(#ってことは、この参院選では「戦争=イラク」の問題もガンガン言わなアカンってことやな。「年金&イラク」を2大争点に、ここは「岡田、菅、小沢」の3枚看板で突っ込むしかないな。スペインで3月11日のマドリッド爆破テロを機に、社会労働党のサパテロが勝利して政権を奪取したように、7月第1週にサマワで“死者”が出れば、イッパツやで。いいか、最大の“対案”とは「政権交代」やで)
あっさり言ってしまうと、今回、小泉内閣に院政を敷く現代の“後白河法王”(=大センセイ)の意思によって、年明け以降、大作批判を強めていた菅直人が代表の座を追われたというのは、非常に大きな意味を持っています。
それはまさしく、自・公路線が強化されていくなかで、まったく同じようにリベラル派の流れにいる加藤紘一、白川勝彦、辻元清美が“微罪”による人格攻撃でパージされ、議員辞職や落選に追い込まれたものと、底流ではまったく同じものがあります。
すなわち、今度の「年金政局」の最深層部にある「大作VS菅政局」の意味するものとは、「カルト」、すなわち、「宗教の仮面をかぶった全体主義」に歯向かう人間は、こういう目に遇うというさるエライお方(=大センセイ)のメッセージなのです(笑)
ということは、いま、「菅直人を守る」ことは「日本の民主主義を守る」ということなのです(#いやー、それでも菅直人の場合は、議員バッチを外さずに済んどるから、超ラッキーやで。最小限度の傷で済んだし、“未納ブーメラン”は間違いなく「イカンザキ君」に突き刺さっておるからな)。
行け、菅直人! 「肉食獣・池田大作」に噛みつけ!
http://furukawatoshiaki.at.infoseek.co.jp/article/2004/521.html
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