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そもそも年金というものは、その世代が長期に渡って積み立てたものを、その世代が取り崩して使うものであった。つまり、その世代の自己完結型ということである。
ところが、年金という百兆単位にもなる、大金を弄んだのが厚生官僚だった。彼らは自己完結型で始めた年金も、長期に渡ればインフレで目減りしてしまうのだから、集めた処から使ってしまえ、とこの様に考えた。
それでは年金を支払う段になってどうするか、といえば「賦課方式」という「全員でお年寄りを支えましょう」と美辞麗句で誤魔化したのだ。これをより完璧に誤魔化す為のキーワードが「少子化」という言葉であった。
つまり、自己完結型の年金を使い込んで(最初からその積もりであったが)、当然、足りなくなるから「賦課方式」を持ち出したのだ。この誤魔化しを国民に気づかれないようにする為、官報マスコミを総動員して「少子化」と言う言葉(人口動態の変化によって、金が足りなくなると誤魔化す言葉)を流行らせたと言うのが、実情であった。
処で、今回の国会議員の国民年金未納問題が何を齎したか、熱くなった人も落ち着いて考え欲しい。多分、民主党の中をガタガタにして終るだけだろう。これが国会を挙げて大騒ぎするほどの問題なら、自民党の中もガタガタにしても良さそうだが、今の処その気配もない。何時ものことながら御用マスコミの煽動(指し示す方向)に、何時も通り国民が反応した、ということで終るだろう。
国会議員の未納問題が年金問題にどんな影響を及ぼすのだろうか。わずかな倫理観への影響程度ではないかと想う。年金問題は「兆の単位」の着く「大金」の問題なのだ。そこへ向けるべき目を完全に逸らされたのが、この未納騒動ではなかったのか。
この的外れとしか見えない国民的大騒動は、霞ヶ関(厚生官僚)の大詐欺師ぶりを覆い隠すものである。さぞかし、大騒動を見物している官僚たち今頃は高笑いをしていることだろう。
なお、下記URLの【たにしの呟き】に《腸(はらわた)の 煮え繰り返る話し 2003/02/20 》として、この賦課方式の誤魔化しを暴いた国会質疑が載せてありますから、参考にしてください。
http://homepage1.nifty.com/kikugawa_koubo/tanishi.htm