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化学兵器爆発か、防護服で残存物回収…北列車事故
シリア人技術者同乗輸送
先月22日、北朝鮮の北西部、竜川(リョンチョン)で起きた列車爆発事故で、中東シリアで生物化学兵器の大量開発を担うシリア人技術者らが乗車し、死傷していたことが7日、分かった。技術者は大きな機器とともに乗り込み、車内での被害は甚大だった。機器の中身は不明だが、事故直後、防護服を着た北の軍関係者が残存物だけを回収したという。専門家は硝酸アンモニウム肥料が誤爆した際、運搬中の化学兵器に誘引したとの見方を強めている。
【ナゾのシリア人】
国際軍事筋によると、列車に乗り込んでいたのは、シリアの科学調査研究センター(CERS)という秘密機関派遣の技術者ら数人。
CERSは科学技術振興のために設置されたが、シリアの大量破壊兵器開発計画の中で、重要な役割を果たしているとの疑いも持たれている。
【不可思議な行動】
事故では現場に長さ150メートル、深さ15メートルの大穴があき、半径1キロ四方が壊滅的被害を受けた。
同筋の話だと、シリア人技術者らは大きな機器とともに、列車の中のある仕切られた一角に乗車していたという。
「この部分の被害が最も深刻だった」とみられ、爆発で10人近くのシリア人や北の関係者が死傷したという。
事故直後には防護服を着た北の軍関係者が現場に到着、一団の乗っていた車両の残存物だけを回収したという。
常石敬一・神奈川大教授
【化学兵器の可能性】
生物化学兵器の第一人者、常石敬一・神奈川大教授は「日常使われている農薬の爆発でも、防護服を着用することはある」と前置きして、生物化学(BC)兵器のうち、強力な化学兵器を搭載していた可能性もあるとの見方をする。
常石教授は「現場の機密性保持や、防護服を着て作業する危険性を考えると、化学兵器の類であったとも十分に推量される」と分析する。
軍事筋も、北とシリアの間で極秘裏に軍事物資の輸送途中の事故だった可能性が高いとの見方を強めている。
常石教授は「通常、化学兵器の爆発性は少ない。他の爆発が誘引したとも考えられる」としている。
【液体燃料、プラスチック爆弾説も】
常石説に対し、軍事評論家の意見も分かれる。「テポドン級のミサイルの液体燃料の爆発も考えられる」
「軍用のプラスチック爆弾のコンポジション4(C4)の可能性も」
北側は事故原因について、硝酸アンモニウム肥料を積載した列車と石油タンク車を入れ替える作業中に不注意で電線に接触したのが原因と公式に発表。規模については、「1トン爆弾100個分」と説明している。
【蜜月関係】
ブッシュ米政権の2003年版「国際テロ報告」だと、シリアは北朝鮮などと「テロ支援国家」に指定されている。
ブッシュ政権は北に対し、シリアのミサイル「スカッドD」や化学兵器の開発で協力を続けているとの懸念を抱く。
スカッドDは北のスカッドB・C(射程300〜600キロ)を改良したもので、B・C以上の飛距離があるという。
ZAKZAK 2004/05/07
http://www.zakzak.co.jp/top/2004_05/t2004050724.html