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DNA組み替えをするたんぱく質のモデル=理化学研究所提供
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20040507k0000m040154000c.html
人の生殖細胞(精子や卵子)で起きる「DNA組み換え」をするたんぱく質の立体構造を、理化学研究所ゲノム科学総合研究センターの横山茂之プロジェクトディレクターらが初めて解明した。重ねたドーナツのような形で、真ん中と周囲の穴からDNAが出入りして組み換わるという。成果はモデル図とともに7日発行の米科学誌「モレキュラーセル」に掲載された。
生殖細胞は減数分裂をする際、父由来DNAと母由来DNAの一部分が入れ替わり、どの細胞にも両親の遺伝子が混在する。これがDNA組み換えだ。これを起こすたんぱく質「Dmc1」は、90年代に特定された。研究グループは、人のDmc1結晶に強いX線を当てて詳しく調べた。
その構造は、8カ所でくびれたドーナツを二つ重ねたような形で、真ん中の穴の直径はDNAの幅とほぼ同じ2.7ナノメートル(ナノは10億分の1)。重なり合う部分にも同1.5ナノメートルの穴が8個あった。
研究グループの杵渕隆研究員は「今まで謎だった組み換えの核心部分が分かった。植物や家畜の品種改良を効率よくする技術に応用できる可能性もある」と話している。【元村有希子】
毎日新聞 2004年5月7日 1時09分