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イラク国内の戦況や治安の悪化を受け、日本国際ボランティアセンター(JVC、熊岡路矢代表)は15日、バグダッドに駐在させていた日本人スタッフを隣国のヨルダン・アンマンに一時退避させることを決めた。紛争地や災害地に医師・看護師を派遣しているフランスの「メドゥサン・デュ・モンド」(世界の医療団)も同日までに、イラクに派遣していたスペインとフランスの支援チームが国外に退去、残るギリシャチームの医師も近く退去する。人道支援に取り組むNGO(非政府組織)が次々とイラクから離れつつある。
一時退避するJVCスタッフは、今月5日にイラク入りし、現地活動を再開したばかりの原文次郎さん(40)。JVCはイラクで二つの子ども病院への医薬品や医療器材の供給を続けてきた。17日からは、ファルージャからの避難民家族1230世帯に米などの食糧1週間分を配布する予定だったが、これらの事業は現地人スタッフや独仏のNGOの協力で予定通り続けていくという。
このため、東京から新たに佐藤真紀さん(42)を派遣して原さんと合流させ、後方支援態勢を強化する。熊岡代表は「今月初めからのファルージャ周辺などでの戦闘の拡大などで安全確保のための検討を始めた」と説明。相次ぐ日本人の誘拐など治安の悪化も決断を加速させたという。
メドゥサン・デュ・モンド日本支部は「人道援助が理解されず非常に残念だ」と話している。
[2004/04/16 00:25]
http://www2.asahi.com/special/iraqrecovery/TKY200404150369.html