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(回答先: スピルバーグ監督の次回作決定!──1972年ミュンヘン五輪でパレスチナ過激派によりイスラエル人選手11人が犠牲になった話 投稿者 ジオン兵士 日時 2004 年 4 月 23 日 00:23:06)
ハリウッドは、なんともわかりやすい戦略的な映画ばかり作るのだろうか。
超短期(確か1週間くらい)で上映を打ち切られた幻の映画「ブラックサンデー」の
焼き直しだろうが、猛烈に嫌な予感がします。
よりによってスピルバーグが監督とは・・・・・。ナタリーポートマンは好きな女優なので彼女だけはユダヤ人ということでキャスティングされないことを祈る。
-----以下引用------------------------
ブラック・サンデー BLACK SUNDAY
ジョン・フランケンハイマー監督 ロバートショウ主演
ジャンル: 歴史 テロ
公開年:1977 年
配給元:
長さ:120分
国:アメリカ
私も観た!という人、この映画についてレビューを書いてみませんか?
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レビュー
辻山幸宣(2002/5/4)
いま思い起こアラブゲリラ「黒い9月」
昨年9月11日に世界の風景を決定づけたツインタワービルほかへの連続テロ。
「悪の枢軸」「テロ撲滅」の大合唱を追い風に、イスラエルのパレスチナ侵攻が強行された。
アメリカの介入はいかにも遅かった。相当程度の損傷がこれ以降のパレスチナの再興を悲観視させる。
アメリカはブッシュ政権は、イスラエルの強権的な政策がアメリカに利をもたらすと考えているのだろうか。
報復への報復。この限りない殺戮を1977年のこの映画で、再び戦慄をもって感じた120分であった。
おもえば、私が大学院2年の頃…。
1972年(昭和47)未明,ミュンヘン・オリンピックで,パレスチナ解放機構の一派が選手村のイスラエル宿舎を襲撃するという事件が起こった。「黒い9月」を名乗るゲリラたちは,選手団を人質にとって立てこもり,イスラエル政府に獄中のゲリラ200人の釈放を要求した。しかしイスラエル政府は,ゲリラの釈放要求を拒否。西ドイツ(当時)が身代金,人質の身代わりを差し出すなどの申し出を行った。ゲリラたちは、人質と共にカイロまで移送する,という提案を飲むことになった。 夜に入って,ヘリコプターが「黒い9月」のゲリラたちと人質を,脱出用のルフトハンザ機が待機する空軍基地へと運んだ。そしてヘリから2人のゲリラが離れた瞬間,警察の一斉射撃が開始され、ゲリラたち5人が射殺、3人が逮捕された。しかしゲリラの投げた手投げ弾で,選手たちの乗ったヘリコプターは爆破され,全員が亡くなってしまう。
この映画に登場するテロ集団も「黒い9月」の一味である。そして、一瞬に20万発が発射される新型兵器を、アメリカの新年を祝うスーパーボウル会場上空の大気球にセットする。息詰まる攻防。
ここから先は、パニックもの、これまではサスペンスものかな?
ところで、この映画は公開がストップしている。いうまでもなく上映館などへの脅迫が相次いだからだ
。多くのハリウッド映画にはユダヤの資本が投資されて、第2次世界大戦を、そしてテロとの闘いを勧善懲悪モノに仕立ててきた。この映画にもその気配はある。だが、それだけではない何かを少しは彩りにしていてくれるのが救い。ロバートショウがイスラエルの大佐役で、テロ対策のためなら何でもやる役を好演している。その大佐が、仲間の冷酷な殺戮に、「殺さないでしまうこと」が増えたことを語るシーン。
彼の疲れた表情で、作者は何を伝えようとしたのか。
それにしても、アメリカのマイアミを舞台に繰り広げられる攻防なのに、FBIがほとんど活躍せずイスラエルの大佐が007バリに大活躍とは、いまのアメリカ政権の中東政策姿勢をみているようだ。それから、昨年9月のテロ以来、警戒は厳重になったが、フットボール、アカデミーショーと派手なイベントは相変わらずであるが、この映画も全く同じシーンがあって面白い。8万人もの人がフットボールに興じている
その真上で、テロリストとイスラエルとの殺し合いが展開されている。
平和と飽食のなかで、世界のいかんともしがたいこの殺戮合戦を、どう考えたらいい?
http://tkq.tamacc.chuo-u.ac.jp/labo/shohyo/showmovreview.asp?ID=49
ついでにアメリカ製品ボイコットについて
-------以下引用--------------
英 Independent紙 2002年6月14日
アラブ諸国のボイコット運動
ロバート・フィスク
http://rootless.org/chomsky/Fisk_ArabBoycott_Jpn.html
ベイルート発。現在、5つのアラブ国で、綿密に計画されたアメリカ製品のボイコット・キャンペーンが新たに展開されようとしている。その最大の標的はスターバックス・コーヒーだが、ネスレ、コカコーラ、ジョンソン&ジョンソン、そしてバーガーキングなどもそのリストに名を連ねている。今日、活動家たちがベイルートにある4つのスターバックスの店先で、スターバックスCEOのハワード・シュルツの親イスラエル的な考え方を詳しく記述し、同氏が「活動的なシオニスト」であることを訴えたチラシを配ることになっている。
1998年、シュルツ氏はエルサレムのアイシュ・ハ・トラー財団から「イスラエル50周年記念賞」を授与されているが、この財団はヤセル・アラファトに対して極めて批判的で、パレスチナ占領地を「領有権に論争の余地のある」領地と表現すべきだと主張している。
今年に入って − おりしもアリエル・シャロン イスラエル首相によるヨルダン川西岸の複数の町の再占領が最高潮に達していた頃 − シアトルで開かれたユダヤ系アメリカ人に向けた講演の中で、シュルツ氏はパレスチナ側の「行動の欠如」を非難し、「パレスチナ人はするべきことをしていない。彼らはテロをやめさせていない」と語っている。一方、イスラエル外務省スポークスマンのギディオン・メイルは「中東危機に関するイスラエルの主張」を学生に聞かせるうえで貢献したとして、シュルツ氏に賛辞を送っている。
スターバックスは、サウジアラビア、クウェート、バーレーン、オマーン、カタール、そしてアラブ首長国連邦など、レバノンの他に6つのアラブ諸国に展開しているが、エジプトのエインシャムス大学、およびカイロ・アメリカ大学のパレスチナ人やイスラム教グループなどで構成されるボイコット・グループの標的には、中東でばかりでなく、アメリカ国内でもイスラエルを支持する企業がこの他にも数社含まれている。
それはAOLタイム・ワーナー、ディズニー、エステー・ローダ、ノキア、レブロン、マークス & スペンサー、セルフリッジズ、そしてIBMなどで、ドバイ大学とシリアの首都ダマスカスの学生が現在ボイコット計画について連携を図っている。
レバノン人活動家のアミラ・ソールは「はじめ、レバノン国内で4つのボイコット・グループの行動を合わせるだけでも大変でした。アメリカの商品を標的にすべきなのか、イスラエルと直接的な取引を持つ企業を標的にするべきなのかが決まらなかったのです。ボイコット運動がようやく本格的に動き出したのは、イスラエル軍がラマラのアラファトの本部を包囲したときからです。レバノンはすべてのイスラエル製品をボイコットしていることから、『イスラエルを直接支援している企業はどうなるのか』という疑問が出てきたのです」。
「大半のアラブ諸国は、イスラエルと密接な関係を持つ企業でも容認してしまう資本主義の世界に落ち込んでしまいました。私たちは経済戦争を仕掛けているのです」と語っている。
2年以上前、バーガーキングは占領地のユダヤ人不法入植地に新店舗を開店し、アラブ諸国の怒りを買っている。はじめ、バーガーキングは店の閉鎖を決定したが、アメリカでイスラエル支持ロビイストの圧力がかかり、別のフランチャイズで再び開店することになったようである。
ネスレはイスラエル企業のオセム社の支配株式を取得し、ネスカフェ、ペリエ、カーネーション、スマーティーズ、キットカットなどのネスレ製品がイスラエルで販売できるようになった。イスラエル人ジャーナリストによれば、これによって「オセムは世界規模の流通網と宣伝広告インフラ」が得られたということである。株主への最近の報告によれば、オセム-ネスレは4ヶ月間に750万ドルの利益を出したそうである。
レバノンでは、国内で工場を操業するコカコーラが、イスラエルではコカコーラの製造は行っておらず、イスラエルで販売しているのはファンタやスプライトなどの輸入品だけだということをアピールし、批判をかわそうとした。また、ベイルートの南に位置するジェジーンという町で突然ヒマラヤスギ − レバノンの国樹 − の植樹プログラムを展開したが、大半の人は、これを反対者のムードを和らげようとするものと捕らえている。
世界各国に4,709店舗を展開するスターバックスでは、同社に抗議の手紙を寄せた人たちに、「CEOのはワード・シュルツは、テロ(原文のまま)がパレスチナの人々を象徴するものではないと信じている」と回答し、親イスラエル的なイメージを弱めようとしている。
地元のシナゴーグ(ユダヤ教礼拝堂)で行われた最近のスピーチについて、スターバックスでは、自身ユダヤ教徒であるハワード(シュルツCEO)は「私人として話をしただけで、この件に関してメディアのインタビューは受けていません」といっている。スターバックスではまた、次のようなシュルツ氏の談話を引用している「私たちは中東における最近のできごと(原文のまま)には深い悲しみを覚えています。また、シアトルでの私のスピーチが反パレスチナ的と受け止められたことはとても残念です。私は昔から平和を望んでおり、この両国(原文のまま)が平和的に共存できることを望んできました」。
アラブの学生たちは、アメリカ企業が本当に恐れているのはアラブ世界での損害ではなく、このようなアラブ人による抗議行動がヨーロッパ、はてはアメリカのパレスチナ支持派に飛び火する危険性を恐れているのだ、と考えている。
占領地における不法なイスラエル人入植地の建設を非難する様子のないシュルツ氏は、昨年はスターバックスのイスラエル参入の指揮を自ら執り、テルアビブのシャロム・コーヒー社という会社とのジョイントベンチャーで2店舗を開店した。年末までにイスラエル全土で20店舗を開店する予定である。
シュルツ氏はイスラエルを定期的に訪れており、テオドール・ヘルツル・ミッションの賓客としてエルサレムに招かれた経験を持つ著名人の一人でもある。このミッションの祝賀晩餐会では、「アメリカとイスラエルとの親密な連合関係を促進するうえで重要な役割を果たした」栄誉をたたえるフレンズ・オブ・シオンの表彰式が行われる。
これまでテオドール・ヘルツル・ミッションでイスラエルを訪れた人のなかには、サッチャー女爵、ニュート・ギングリッチ米下院議長、そして元ペンシルベニア州知事で、現在「ホームランド・セキュリティー(本土安全保障)」の長を務めるトム・リッジなどがいる。
パレスチナ情報センター
http://palestine-heiwa.org/index.html
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