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登下校の様子を自宅で監視、ICタグで映像配信
FujiSankei Business i. 2004/4/20
超小型の半導体チップで、スーパーなどの商品に荷札のように張り付ける「ICタグ」が商品管理だけではなく子供たちの安全を守ることにも役立ちそうだ。NTT西日本とNTTマーケティングアクト、大日本印刷などは19日、ICタグと画像システムを組み合わせ、幼稚園や学校などにいる子供たちの映像を各家庭に配信するサービスをはじめると発表した。
いたずらや誘拐など子供の受難が続く中で、子供の居場所がすぐにわかるため、親が子供を見守る手だての一つとなりそうだ。
開発したのは「ACTOSキット おっかけカメラメニュー」という名前の自動防犯システム。タグを張り付けた名札をもつ児童を、無線で送られる情報で本人と特定したうえで居場所を常に把握できる。
親が、子供の名前やパスワードを自宅のパソコンから入力すると、子供がいる場所の映像がパソコンの画面上に現れる。子供の顔が判別できるぐらいの大きさに映るという。
親が入力した名前の情報は、高速通信網を介して幼稚園や学校などの管理用コンピューターへと送られ、そこで子供の情報とすり合わせられる。教室や校庭など数カ所に設置された特殊なビデオカメラのうち子供の映っているカメラを選び出して、その映像を高速の光通信回線で、親のパソコンへ送信する仕組みだ。
インターネット経由で孫の姿を遠方で暮らす祖父母に届けることもできる。
カメラを門や通学路に向ければ不審人物の監視もできる。さらに、地域の自治体の協力が得られれば、通学路などにカメラを配置し通学時の安全確保手段として期待できそうだ。
ICタグは、これまでスーパーなどの流通業や工場の製品管理などで部品や商品に張り付けられ、値段や出荷先、数量、流通経路などの関連情報を瞬時に把握していた。
この用途では広く普及しているバーコードシステムと競合し、ICタグの方が情報量が多いものの、バーコードの10倍以上のコストがかかるため普及していない。
今回は、コストを他の付加価値サービスで埋める一種の提案型営業のやり方。光高速回線という割高感のある通信サービスとICタグの組み合わせを、どうしても見たい映像情報と結び付けて魅力的なシステムに仕上げた。
同システムは20日から発売する。価格は、ICタグ80人分、カメラと読取機各4台で285万円。初年度80セットの販売を目指す。
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/art-20040419222353-TMTLDZENSR.nwc