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(回答先: 持論は、「世界支配層は、世界を再編する動力として、覇権国家である米国を自爆させる覚悟で利用している」です。 投稿者 あっしら 日時 2004 年 6 月 25 日 17:56:14)
イラクというのは、トルコと並ぶ中東近代主義の二本柱であり、象徴であったと思う。イラクが安定しなければ、トルコ以外に安定した中東近代主義の象徴がどこにあるというのだ?もはやトルコしかないではないか!イラクを三分割すれば、間違いなく中東は不安定化する。そうなれば、いよいよ頼みの綱はトルコの軍事力だけになってくるだろう。何故、中東の安定を捨ててまでイラク三分割を目指したのか?それでは敵であるはずの「イスラム原理主義」が台頭してくるではないか!だが、まさにアメリカ・イスラエルのザヒル・シャー追放以後の行動はアフガン・ムジャヒディン支援を始め、最大の敵である「イスラム原理主義」の台頭を助けているかのようだ。彼らは危機が好きなのだ。「タイタニック」は対イスラム戦争の予告か。文明の対立がなければ自分で作る。うーむ。
イスラム原理主義というのは、左翼的な甘い多文化相対主義では、価値絶対的な帝国主義・シオニズム・キリスト教原理主義の資本の鉄の意志には勝てぬとして、こちらも原理には原理で、超然主義には超然主義でもって、対抗した運動であると考える。危機を自分の栄養分にして拡大する巨大な怪物はもはやアメリカであって、アメリカではない別の何かに変化する前触れか。
封建領主は封建領主だが、資本主義者は資本主義者のままではいられない。資本主義とは自己否定の連続の運動である。