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筋肉量を制御している遺伝子の異常で、筋肉量が2倍になった男の子の生後7ヶ月ごろの写真=AP
http://www.asahi.com/science/update/0624/002.html
通常の2倍の筋肉をもつ男の子がドイツで見つかった。米独のチームが、米ニューイングランド医学誌24日号に発表した。筋肉量を制御している遺伝子の突然変異が原因で、人間で確認されたのは初めて。
ドイツの医師が5年ほど前、手足の筋肉が異常に太く発達した男の新生児を発見。超音波検査をした結果、通常の約2倍の量の筋肉を持っていることが分かった。
この男児は元陸上選手の母親から生まれ、ドイツに住むというほかに詳細は明らかにされていない。AP通信によると、5歳近くになり、3キロのダンベルを軽々と持ち上げるという。
男児の遺伝子を詳しく解析したところ、筋肉の増大を抑えるたんぱく質ミオスタチンに関係する遺伝子の突然変異があった。父母の双方から変異を受け継いだらしい。
遺伝子操作でミオスタチンをもたなくしたマウスは、筋肉量が2倍になることが97年に報告された。牛でも同様の研究がある。研究チームは「人体でもミオスタチンが筋肉量を調節しているのが分かったのは初めてだ」と説明している。
ミオスタチンは、筋ジストロフィーの治療法の開発に役立つと期待される一方、運動選手の新たなドーピングにつながるとの懸念もある。