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◇「専業主婦がいて夫がリード」から
「専業主婦がいて夫がリードする家庭」から「夫婦がともに働き、互いに頼り合って暮らす家庭へ」−−。ベネッセ未来教育センターの調査で、高校生の描く家庭像がこの20年間で大きく変わったことが分かった。【石塚淳子】
調査は1981年と2003年に、関東、中部などの高校生に聞き、81年は3803人から、03年は1000人から回答を得た。
妻の生き方について、03年調査では、「結婚したら家庭に入る」「子供が生まれるまで働く」と専業主婦のいる家庭を望むのは、男子が46%、女子が25%だった。81年調査では男子83%、女子55%で、男女いずれも3割程度減った。
代わって、03年調査では「子育てを終えたらまた働く」が男子32%、女子40%、「ずっと仕事を持ち続ける」が男子23%、女子35%だった。
夫婦のかたちについては、03年には「夫がしっかりリードする」は男女とも8%。「互いに頼り合う」が男子75%、女子71%と、男女を問わず「頼り合う」かたちを望んでいる生徒が多い。81年には、「夫がリードする」と答えたのは男子29%、女子39%、「互いに頼り合う」は男子58%、女子44%だった。
「独立した生き方を尊重する」は81年には男子が10%、女子が16%だったが、03年には男子が9%に減っているのに対し、女子は19%に伸び、男女のずれが目立つ。
◇男性の家事参加も当然
家事の分担について、03年には「風呂の掃除」は、「夫と妻が同じくらい分担する」と「夫が半分以上あるいは夫がほとんどする」を合わせると71%(男女全体、以下同じ)。また、「夕食後の茶わん洗い」は49%と、男性の家事参加が当たり前になりつつある様子がうかがえる。これに対し「朝食作り」は22%、「夕食作り」は27%で、料理は男性がする家事としてとらえられていないようだ。
調査を監修した東京成徳短大の深谷昌志教授は「中学生や高校生が描く家庭像は、この20年で大きく変わったものの一つで、戦後教育を受けてきた親世代の家庭のあり方を肯定的にとらえているといえる。現実もこの方向でいくのだろうが、男子はこれまでのアイデンティティーが崩れ、今後、どのようなアイデンティティーを築くのかが少し心配だ」と話している。
毎日新聞 2004年4月6日 東京朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/katei/news/20040406ddm013100034000c.html