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2004年04月03日
ブッシュ大統領の真横で大あくび少年の顛末 [ 01 アメリカ発三面記事 ]
先月フロリダ州で行われたブッシュ大統領のスピーチで、ブッシュ大統領の後ろに居た多数の支持者のなかに、大あくびをしたり時計を見たり、ストレッチをしだす少年の姿がテレビカメラに抑えられた。
それをCBSの「レイトショウwithデビッド・レターマン」で月曜日に取り上げてネタにしたところ、事態はホワイトハウスをまきこんだ一大事に・・・。
ブッシュ大統領が熱弁を振るう中、あくびやストレッチをして終始まったく話を聞いてない少年は、ちょうど舞台の中央のブッシュ大統領の横に見える状態であった。それを面白おかしく「"George W. Bush Invigorates America's Youth." (ジョージ・W・ブッシュ大統領、アメリカの若者を奮い立たせる)」と皮肉って「レイトショウwithデビッド・レターマン」で紹介し放映された。
もちろんこの映像に場内は大爆笑の渦だった。
しかし、これを不愉快に思ったのは当然ホワイトハウス。冗談ではすまなくなった。「大統領の演説の際にこんな少年は実際には居らず、デジタル処理であくび少年をインサートしている」と苦情を言っているとCNNのCNNライブ・トゥデイが報道。「本当に少年が居たなら、なぜ周囲の大人たちはなんの反応もしなかったのか」ともホワイトハウスは述べていたとも。
しかし、ホワイトハウスはこのCNNの報道を否定した。
つまり、「ホワイトハウスはこの件の苦情を言ったことはまったく無く、少年は実在した」ということ。CNNは番組内で、この事実を改めて報道した上で、アンカーマンの女性が「デイビッド・レターマンさん、すみません。許して下さい」と陳謝した。
一躍有名になった”実在するあくび少年”は、13歳のタイラー・クロッティ君で父親は地元オレンジ郡議長でブッシュ大統領の支持者。問題のあくび当日の前夜はブッシュ大統領に会えるとあって少年は眠れなかったという。そして、たまたま壇上に座る予定だった人が出席できなくなり、タイラー君に幸運の特等席が廻ってきたが、睡魔との戦いになってしまったという。
そして、金曜日の「レイトショウwithデビッド・レターマン」にこのあくび少年がゲスト出演。当時の様子を「前日は夜中の2時まで興奮して眠れなかった。カメラがあったなんて全然知らなかった」と答えた。また番組では大統領からじきじきにタイラー君へあてた手紙が紹介され、そのなかには「会場は暑かったし、私のスピーチは長かった。君ぐらいの年齢だったら、ああなってしまうのもわかるよ」と書いてあった。
なんか最後は「ちょっといい話」になりかけてますが、顛末は本当はさらに複雑でした。
CNNの最初の報道を受けて、レターマンが番組内で「あの少年が居なかったなんて大嘘。絶対に居ました。すべてテープのままです。11月の大統領選挙の投票のときは、みなさん、ホワイトハウスは私をバカにしたこと思い出してください」とコメント。しかし、その時点でCNNは、ホワイトハウスの苦情はなかったと言う情報を得ていて、報道の誤りを認めていたが、レターマンの番組収録はすでに始まってしまっていたため、CNNからCBSに事の真相に関して電話があり、それが即収録中のレターマンに伝えられた。
レターマンは、メモを読「今、CNNが誤報を認めたようです。なんてことだ。私はたった今、ホワイトハウスを嘘つきよばわりしてしまった。これがどういうことを意味するかわかります?税金の支払いの調査が厳しくなるっていうことですよ!」とコメントした。この番組は、前にも「お騒がせコートニー・ラブ、テレビ番組で生胸露出とまた逮捕」で紹介した、露出してるコートニーを見て喜んでいるおっさんの番組ですね。
http://abcdane.net/archives/000989.html