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旧住宅金融債権管理機構(現整理回収機構)社長当時の不適切な債権回収の責任を取って大阪弁護士会に退会届を出した元日本弁護士連合会会長の中坊公平氏(74)に対し、同弁護士会の綱紀委員会が「懲戒相当」と議決したことが、23日までに分かった。
この回収を巡って懲戒請求が出され、同委員会が審査していた。今後、懲戒委員会が退会命令、業務停止などの処分にするか検討する。
旧住管機構は1998年、債権回収のため大阪府下の担保不動産を処分する際、自らの回収額を増やすために他の債権者に売却額などを偽り、15億円を不正に取得したとされる。中坊氏は当時、回収計画の最終決裁者で、「責任を厳粛に受け止める」として昨年10月、廃業を表明した。
懲戒請求が出ていたことから同弁護士会は退会届を受理しておらず、中坊氏は現在も弁護士資格を持っている。 (12:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/index20040323AT5C2300C23032004.html