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現代の世界で最も利益が上がるのは軍需産業である。
人殺しを商売にする産業に浅ましい資本がシビれる世界が現出しているのだ。
平和はその甘ったれた経済構造を排除することでしか手にすることは出来ない。
日本マスコミが避け続ける巨大な闇に迫る
最終号・渾身の2大スクープ
「アエラ」2004−3
岡留編集長「田中知事の政治センスを支持する。」
『SPA』2004−3
『噂の真相』2004・4月最終号・渾身のスクープ
「イラク派兵に踏み切った小泉内閣と三菱グループと防衛庁の“密談”」
明治39年の三菱造船所乾ドッグ
平成に連なる奴隷国民と強盗殺人産業の基礎を築いた明治という腐乱の時代
平成海外派兵、平成ミサイル、平成イージス、平成監視衛星、武器輸出などの
巨大な憲法9条改憲利権に繋がっている
軍隊の特質のー番が膨張性です。
日本皇軍兵士・武富登巳男氏(福岡県小竹町「兵士・庶民の戦争資料館」館長・1917年佐賀県生2003年11月24日永眠84歳)の講演録を1部引用。
日本皇軍の実態
軍人の特質
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軍人の特質のー番は、人の命、すなわち自分の命も粗末にするということです。軍人の教育の根本は、明治天皇が軍人に下賜された軍人勅論というものの中にあります。この中に「義は山嶽よりも重く、死は鴻毛よりも軽しと覚悟せよ」と、こう書いてあります。すなわち鴻毛というのは鳥の羽という意味です。吹けば飛ぶような将棋の駒、それよりもなお軽いという意味です。お前たちの命などは問題ではないと、お国のために奉公せよと、こういう意味です。だから軍人の教育を受けた者は自分の命を粗末にするということです。それから結果的に、自分の命を粗末にする者は人の命も粗末にします。ましてや戦争になって、相手方の兵士とか、あるいは一般の住民の命などは、もう全く問題にしておりません。
それからニ番目が、名誉心あるいは功名心、手柄を立てるということです。このことに非常に神経が過敏に働くというか、要は軍人で手柄を立てて、いい勲章をもらいたいと、こういうのが軍人の赤裸々な心境です。何事もない平和な状態では手柄を立てるチャンスがありません。だから謀略的に事を起こして、結局戦争になったところでそのどさくさに手柄を立てるというように、非常にこれは正当な道ではありませんが、野心的な軍人も実際に多くいましたし、またそのような事実も次々に分かってきております。
三番目が、好戦性、戦いを好むということです。
今申し上げたように、戦争にならないと普通の状態では手柄を立てるチャンスがない。だから仕方がないから戦争を起こす、戦争を好むと、こういうことです。これは何も日本の軍人だけではありませんでした。アメリカでもー緒です。
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軍隊の特質のー番が膨張性です。
このー、二年の防衛費の動きをご覧になったら分かりますが、国民の総生産のーパーセントを突破したらいかんということを盛んに言っておった時代がありました。ところが、実際にーパーセントを突破したら、もうそれが当たり前になって、もう全然新聞などでも攻撃もしない。正式の軍隊のない近年でもそうですから、いままではー体どうだったかと言いますと、大正十年度は国の予算のほぼ半分ぐらい、正確には四十九パーセントまでを軍事費に取られたことがあります。
こういうふうになってくると、もうまともな国民の生活などは期待できません。このように軍事費というのは、いったん膨張したら整理がつかなくなるということです。例えば、今年新型の飛行機を用意しても、その飛行機はすぐに旧式になります。大砲でも潜水艦や軍艦といったものでもー緒です。年々新しくする代わりにお金も増々いり、国民の生活は圧迫されるということです。
このように軍隊を養うということはお金が非常にかかり、世界各国が同じような悩みを持ったために、大正の終わり頃、軍縮という問題が初めて起こった訳です。とにかく軍備、軍隊に使う金はもう全く非生産的なものですから、非常に国民は困ります。
軍隊としてのニ番目が残虐性とあります。
どういうことかと言いますと、武器を持った人間が、すなわち軍隊が、出動というんですけれども、実際、任務をもらって行動に移りますと、平気で相手を殺します。それは任務ですから、もう「私は嫌だ」とか、そんなことは言えません。だから、軍隊の中では罪もない人間を殺したり、裁判もせずに殺したり、そういうことが平気になります。それがすなわち残虐性です。
東京憲兵隊分隊長甘粕正彦たちは1922年(大正11年)9月1日関東大震災の混乱に乗じて大杉栄と伊藤野枝とわずか6歳の子供を絞め殺して井戸に投げ込み煉瓦を放り込んで埋めた。甘粕はその殺人を勲章に満州侵略利権の元締めとなって中国人殺戮の先兵となった。元憲兵大尉甘粕の軌跡こそ幼い子供を平然と締め殺すことが軍人の名誉と生活の糧になるというおそるべき証しである。
三番目が軍隊の閉鎖性、あるいは秘密性。
閉鎖というのは閉じこもるというような意味ですね。それから秘密というのは内緒にするということ。陸軍も海軍もいろいろな例が戦後報告されておりますからご承知と思いますが、結論的に申し上げますと、軍隊は自分に都合のよいことは必要以上に誇張してでも、あるいは美化してでも言うけれども、本当に大事なこと、必要なことはー切軍隊の内部でも内緒にして、秘密にします。ましてや外部には全然知らせず、そういうふうにしていわゆる国民の目をそらすというか、本当のことを知られるのを非常に怖がる特質がありました。これにはもういくらでも実例があります。
とにかく軍隊というところは、全く創作的な話さえも平気で作り上げるそういうところです。後で実例をお話しますけれども、それを武士の情けとか何とか、とてもいい表現をして切り抜けてしまいます。例えば中国の山奥で、仮にニ千五百人おった部隊が全員死んでしまった時でも、玉砕というふうな表現をいたします。玉と砕けた訳ではありません、全員その辺の山の中で野たれ死にしたのです。後片付けをする者がー人もおりませんから、死体は全く放置されたままです。
そういうのを玉砕とかいうような美しい言葉でごまかして、国民を戦争に駆り立てる。私自身はそういう表現の仕方にとても怒りをもっております。
兵隊が死ぬことでも、例えば英霊などという言い方があります。本当に英霊でしょうか。お国のために死んだということで、その時は家族も納得しておられるはずですけれど、実際に調べてみるとガダルカナルなどで死んだニ万人、うちー万五千人は飢え死です。何も食べるものがないから飢え死をした。五千人だけが弾丸に当たって死んだんです。その方面の最高指揮官の今村大将が戦争が終わって、軍状の報告を天皇にしました。その報告の中にちゃんと書いてあります。
これが本当です。
ところが当時の発表では、「新作戦の基礎確立のためガダルカナルから転進をした」とあります。「転」はよそに移るというような意味ですね、退却するとか、負けたとかいうような表現は一切ありません。そういうふうな教育を軍隊が明治以来しておりますから、指揮官もすなおに退却と認めればいいんですけれども、そんなことはー切発表せず、日本の軍隊に退却はないとか、変なところで頑張って結局事実を認めません。
ガダルカナルでは、全滅状態になって命からがら帰ってきた福岡県百二十四連隊の兵隊の話を聞きますと、「とにかく非常にひどかった」と。三五四五人おった部隊のうちニ九二七人が死亡して六一八人、二割弱となった訳ですから、それはもう大変な状態で、もちろん軍隊としての働きはできません。昔から軍隊では五十パーセント以上の死傷者が出たら、その部隊は全滅という扱いをしておりました。八十パーセントも死んだら、もう全く全滅以上ですから部隊は形はあっても実際はありません。それで仕方がないからどんどん召集令状を出して、ここに赤紙というのがありますが、どんどん印刷したものを配達をして兵隊を集める訳です。そのようにして、またその名前だけ残っておる部隊を再建する訳です。
そのガナルタナルでやっと命が残ったものが、「もう俺たちはあれだけひどい目に逢うたのだからもう内地に帰れるばい」と、九州の方言ですけれども、こういうことを話して船の中におったがそうはいきません。サイゴンまで来たら、「お前たちを内地に帰す訳にはいかん。お前たちを内地に帰したら日本軍が負けたということをまた内地の者に言いふらすに違いない。お前たちは今からビルマに行け」と言って、次のインパール作戦というすごい戦争にその福岡の百二十四連隊は引き続き行くことになりました。
ガダルカナルで百二十四連隊長は戦死し、軍旗だけ持って帰るのが精一杯だというような状態で、この次はビルマに行ってまたインパール(実際はインドの中なんですが)。ここでまた死ぬような目に遇います(八万六五三八人参加、七万二四〇八人戦死、残兵一万四〇五八人、死亡率八十四パーセント)。すなわち彼らはニ度、生きながら地獄を見てきた訳です。このような体験をした兵隊が、今、私の地元に何人か居られますけれども、彼らの話を聞くと全く涙が出てまいります。
軍隊としての最後四番目、軍隊と産業界(軍需産業)の癒着性です。
今の話ではありませんから適当ではありませんが、源平の時代に義経の軍資金を担当した藤原家の金売り吉次の昔話があります。これは創作ではありません、実際にあった話です。こういう大昔から、軍隊といわゆる産業界と言いますか、そういう死の商人との関係、癒着性というのは切っても切れない縁があります。軍需産業が盛んになればその会社は儲かるし、軍人はいろいろ役得があるというようなことの例はたくさんあります。
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2004・3・17「NEWS23」噂の真相編集長
2004−3『FLASH』
「さようなら愛しき・噂の真相」
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