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日本の潜水調査船「しんかい6500」が、インド洋の深海底(水深約2500メートル)で、地球で最初に誕生した原始生命に近い細菌群を発見した。
海洋科学技術センターと北海道大の共同研究グループの調査。300度以上の熱水と共に水素が噴出する「熱水孔」から採取した。
見つけたのは、水素と二酸化炭素を取り込みメタンを出す細菌2種類と、その死がいとメタンを食べる細菌1種類。どの細菌も、酸素に触れると死んでしまうことも確認した。
これまでも深海底などの極限環境で酸素を嫌う細菌が見つかっているが、生存には、プランクトンなど有機物が必要だった。酸素も有機物も要しない微生物の発見は初めて。
約38億年前に原始地球に出現した微生物も、地球の表層を避け、地球内部から出る物質だけに依存して生きていたと推測されている。太古の細菌群が深海で相互に依存し合う生態系を築き、生き永らえていた可能性がある。
(2004/3/22/03:08 読売新聞 無断転載禁止)