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「今、私たちは礼儀を守るだけの余裕さえありません。どうか助けてください」
ハンナラ党の党大会を準備中の李相得(イ・サンドゥク)事務総長は19日、KBSのアン・ドンソン副社長と会った席で、哀願調で自らの苦しい事情を訴えた。
李総長はKBSがハンナラ党代表候補間の合同討論会の中継要請を拒否したことについて、「長々と(何が)正しいとか間違っているとか言わない。ただ一度だけ、堪忍してほしい」と話した。国会145議席の野党第1党の事務総長の姿は微塵もなかった。
李総長の度重なる要請にアン副社長は、「公平性の問題もあり、総選挙を控え敏感な放送を行うことに負担を感じる」とし、事実上拒否の意思を明かした。
同行していた田麗玉(チョン・ヨオク)スポークスマンは「テレビ中継を行わないことにしたならば、どんな会議でどのように決定が下されたのか知りたい」と問うたが、「他人の会社の会議過程を細かく尋ねるのは失礼ではないか」と面と向かって非難された。
ため息ばかり吐いていた李総長は最後に「テレビ局で『こういうことは言うな』とガイドラインを提示してくれればその通りに従う」としがみついた。アン副社長は「総合的に検討する」と答え、その場を収拾した。
訪問が終わりかけた頃、「KBS労働組合員」10人余が会議室の前に立ち並び、「“こそ泥”政党のハンナラ党は放送弾圧を中断せよ」、「巨大野党は編集権の圧迫を中断せよ」といったスローガンを叫び始めた。
一部の組合員は会議室の中に入り込み、「(あたたたちが)予定もなく訪ねて来たため経営陣と1時間もの間、会議を出来ないでいる。早く話を終えて帰れ」と大声を出した。
労働運動家出身の金文洙(キム・ムンス)議員が、「私たちが押し入って来たのでもなく狼藉を働いたわけでもなく、皆さんの副社長と静かに対話をしているのではないか。私も労組強硬派だったがこんなことはしなかった」と話すと、「大統領を弾劾した党が来たこと自体、圧力ではないのか」という言葉が返って来た。
KBS、MBCがこの日、ハンナラ党代表候補たちの合同討論会の中継を公式に拒否したのに続き、中継を約束していたSBSも「放送不可」方針を明かした。
ハンナラ党はこれにより党舎で5名の代表選候補者、首都圏の公認確定者、党員たちが出席する「非常時局対策会議」を開き、「テレビ局による取材の全面拒否」などを含む対策を論議することにした。
また討論会の代わりに21日、汝矣島(ヨイド)の漢江(ハンガン)沿いで党代表候補たちが対国民野外時局講演会を開くことにした。田スポークスマンは「テレビがやらないならば貧乏な野党として野原に出て広野で叫ぶしかない」とし、「テレビ局はこの日で公営放送としてのプライドを自ら捨てた」と話した。
安容均(アン・ヨンギュン)記者 agon@chosun.com
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/03/19/20040319000078.html
★ 韓国の政治情勢については、「政治版2」を参照してください。