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[雑感]松本智津夫被告に死刑判決 (「法によって、人によらざれ」が法治国家の根本精神であることを忘れてはなりません。)
http://www.asyura2.com/0403/bd34/msg/420.html
投稿者 乃依 日時 2004 年 3 月 17 日 22:37:55:YTmYN2QYOSlOI
 

http://d.hatena.ne.jp/orikura/200402

■ [雑感]松本智津夫被告に死刑判決 16:04

地下鉄サリン事件があったのは阪神淡路大震災と同じ1995年のこと。もう9年も前になるんですね。

麻原彰晃こと松本智津夫被告が逮捕されたのもその年の内でありましたが、地方裁判所での判決が出るまでに9年かかったことになります。たぶん、被告側が控訴するかと私は思っているのですが*1、そうするともっと時間がかかるのでしょうね。

しかし、今回の各局での報道を見ていて気になったのは、まだ判決が出ていないのに報道の見出しが「松本被告、死刑判決へ」と断定的なものになっていたこと。人を生かすか殺すかという厳粛な判断は、法と過去の判例に則って下すことを条件に裁判所にのみ認められているわけであり、法律に則っているわけではないマスコミが勝手に判断を下すのは好ましくないことではないかと思います。せめて「松本被告、死刑判決か」と見通しとして留めておくべきでしょう。

それにしても、今回の裁判では弁護団が非常に苦労したと思います。心情的に弁護したくない人間を弁護せざるを得ない点、裁判を受ける気がない被告とコミュニケーションを取れない状態で弁護活動を行わなければならない点、またそのために十分な反論の根拠を用意できず、「発見されたものがサリンであること自体が疑わしい」という科学的調査を否定する苦しい主張まで掲げなかればならなかった点。

ここまで言うと「弁護なんていらないじゃないか」という人もいるかもしれませんが、法治国家が法治国家であるためには法律的な手続きに則った裁判である必要があり、どんな超法規的な例外も認められないわけであります。もしある人間の判断によって超法規的な例外が認められれば、それは暗黒時代への逆行を許すことになるのです。

「法によって、人によらざれ」が法治国家の根本精神であることを忘れてはなりません。

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