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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040317-00000005-mai-hok
◇縄文後期
◇2基の配石墓も確認
渡島管内森町の縄文時代後期(約3500〜4000年前)の「鷲ノ木4遺跡」の台地の急斜面で、27基の土坑からなる大規模な墓地の遺構が確認された。台地の上には石を並べて囲った墓(配石土坑)も2基あった。発掘調査を進める町教委は「同時期なのに埋葬の仕方に明確な違いがあり、階層があったことをうかがわせる」と話している。
同遺跡では02年度の調査で、急斜面と平たんな面との境界に川原石を積み上げて並べた長さ35メートルの石垣状配石の遺構を発見、土坑も3基見つかった。03年度調査で、発掘範囲を斜面全域に広げて24基を確認し計27基になった。町教委は「石垣状配石は墓地の土坑群と区画するラインだった」とみる。
土坑は斜面を掘り下げた穴で、底部の直径が1〜2メートル、深さ2メートル前後。底部から土器や、枕石に使ったらしい人の頭の大きさの石が見つかった。町教委は4〜5月に、現地見学会を開く。
道埋蔵文化財センターの畑宏明常務理事は「27基という数からして、斜面には世代ごとのリーダーが、配石墓は集落の創始者が葬られたと考えることもできる。このような土坑群は道内では類例はない」と話している。
この調査は高速道路建設に伴う記録保存が目的。同遺跡の隣の鷲ノ木5遺跡では昨年、道内最大のストーンサークルが見つかった。【安味伸一】(毎日新聞)
[3月17日18時41分更新]