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1994から2000年まで朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)を襲った飢饉は、当初知られたように300万人以上の死者を出した“大飢饉”ではなく、死者数が25万〜69万人前後に推定されるという研究結果が出た。
統一研究院のイ・ソク副研究委員は最近「国家戦略」(世宗(セジョン)研究所発行)に発表した「1994〜2000年の北朝鮮飢饉:超過死亡者の規模と地域別の人口変化」と題した論文を通じ、「北朝鮮の人口統計と穀物供給統計を利用して算出した結果、同期間に飢饉により死亡した北朝鮮住民は年平均3.6万〜9.9万人で、計25万〜69万人と推定される」とした。
これは飢饉の発生直前である1993年の人口増加率(年平均1.46%)と死亡率(1000人当たり6.8人)を利用して2000年の人口規模を推定した後、北朝鮮当局が発表した公式人口と比較する方法で超過死亡者数を算出したものだ。
地域別の飢饉被害規模は農地の少ない咸鏡(ハムギョン)道や両江(ヤンガン)道など北東地域で最も大きく、次に平安(ピョンアン)道、慈江(チャガン)道など北西地域、黄海(ファンへ)道など南西地域の順であると推定された。また、平壌(ピョンヤン)、南浦(ナムポ)、開城(ケソン)など特別市地域はほとんど被害がなかったことが分かった。
イ副研究委員は「1990年代半ばと後半に北朝鮮を襲った長期にわたる飢饉による被害程度を測定するためには、死者数だけでなく、新しいアプローチ方法と指標を開発する必要がある」と指摘した。
イ・ソンミン記者 smlee@chosun.com
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/03/15/20040315000058.html