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(回答先: アメリカ合衆国から神権合衆国へ 投稿者 スーパー珍米小泉純一郎 日時 2004 年 3 月 15 日 12:19:35)
大田龍氏が興味深い情報を提供しております。
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▲三月十五日発売 ジム・レッデン著 田中宇監訳「監視と密告のアメリカ」成甲書房
更新 平成16年03月15日08時34分
太田龍の時事寸評
平成十六年(二〇〇四年)三月十四日(日)
(第八百八十三回)
○三月十五日発売
ジム・レッデン著 田中宇監訳 成甲書房
「監視と密告のアメリカ」「監視と密告のアメリカ」
SNITCH CULTURE
How Citizens are Turned into the Eyes and Ears of the State
By Jim Redden
二〇〇〇年 三百四十八頁 千八百円+税
○本書の初版は二〇〇〇年に出版されて居るが、第二版への序文は、
二〇〇一年十二月一日付け。つまり、例の二〇〇一年九月十一日の
事件の直後に書かれて居る。
○「本書の初版で私が予測した世界規模の監視と密告が、今や現実の
ものとなってしまった。」(八頁)
○本書には、膨大な脚注が付けられて居るが、これは邦訳本では巻末に
まとめられてあり、これだけで四十一頁。
○この脚注の中で、とくに重要なものは、第一章の〔注8〕
(三〇一頁〜三百六頁)
○右の注はピッツバーグ・ポスト・ガゼット紙、一九九八年十一月から
十二月にかけての、十回連載記事。
(強権主義 ― 取締りの便宜の名の下に政府が暴走)と。
ここには、信じ難いような今日の米国司法の現実が詳細に記述されて居る。
○米国では政府にとって都合の良い密告は、大々的に奨励されるが、政府と
企業にとって都合の悪い、公共の利益のための良心的な内部告発者に対し
ては、容赦ない冷酷な懲罰が普遍的に実施される、その戦慄すべき実情は、
「第十四章 内部告発者への懲罰」、参照。
○「内部告発者の実に六〇%が失職している」(一九八九年)。
一九九九年、六七%解雇。
○第8章 民間の諜報ネットワーク
「現在、無数の非営利団体が真面目な米国市民を監視し、政治的信条を理由
に個人や団体のファイルを作成している。そして、その情報の大半を警察に
流している」。(百三十頁)
○その民間の諜報ネットワークの一つが、
ADL(アンチ・ディファーメーション・リーグ、ユダヤ名誉毀損防止連盟)。
(百三十六頁以下)
○「ADL」は、ユダヤ人のみの秘密結社フリーメーソンとして、一八四三年に
米国で創設された、「ブナイ・ブリス(契約の子供たち)」の諜報機関として、
二十世紀初頭に活動を開始して居る。
○この「ADL」の「長」は、三百人委員会の正式会員として選抜されて居る
(KKベストセラーズ、ジョン・コールマン著「三百人委員会」)。
○第18章は「監視システムは地球規模になった。」
「密告文化の青写真を書いている設計者たちは現状に満足せず、地球規模の
監視体制を構築して地球上のすべての老若男女を監視下に置こうとしている。」
(二百七十七頁)
○かくしてジム・レッデンは、やがて米国は、ソ連、ナチスドイツ型の全体主義
的独裁国家として完成されるであろう(第17章 暴走に歯止めをかけるには
Stopping Snitch Abuse)、と警告する。
○なお、今回の邦訳本には、英文原著「第四部 ケース・スタディズ」
(一〜十、六十頁)が省略されて居る。
○本邦訳本の刊行を契機として、日本民族有志が、米国で今進行中の、
米国の一大強制収容所国家化、監獄国家化の超重大な異変に気付き、
批判と警戒の気運が強まることを期待する。
http://www.pavc.ne.jp/~ryu/cgi-bin/jijisunpyou.cgi