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(回答先: ガザ地区はイスラエル軍の実弾演習地にある中央射撃練習所 ギデオン・レヴィ(ハアレツ・インターネット版) 投稿者 どさんこ 日時 2004 年 3 月 12 日 21:37:44)
ガザは『イスラエル軍の射撃練習所』byレヴィ
『15人の死は、あまり地位が高くもないハマスの男を除去するための代償としては耐え難いものだ。しかし、ガザではこのようなことは日常茶飯事だ。週一、二回はイスラエル軍は侵入し、殺害し、破壊し、撤退する。誰もそれが何の助けになるのかわからない。一体全体、なぜ今ガザでお尋ね者を片付けなければならないのだ?そんなことをしても、もっとテロを招くだけではないのか? /ガザ地区はフェンスで囲まれているため、ここからイスラエルへテロ攻撃が行われることは無い。その事実が疑問を生み出す根拠だ。イスラエル軍がガザ地区でそのように振舞うのは、単にここでは「お気に召すままやってみる」ことができるからではないか? 』(ハアレツ紙、ギデオン・レヴィ、「イスラエルの射撃練習所」より)パレスチナ子どものキャンペーンがこんな文章を訳してくれて、とても有り難いと思っている。
この文章は先月、ブログでも少し紹介したけれど、その全編が日本語で読めるようになった。で、上で書かれている15人殺害は、日曜の攻撃のことのように思えるが、これが先月の話だというのが、また、繰り返される悪夢を見ている気分になる。
イスラエルの日刊紙に掲載するという限界はあるのだろうが、レヴィ記者はいつも限界のところまで書いていると敬意を抱く。今回も「イスラエルが武器庫の中身を入れ替えるのもここである。2002年の9月にハギン家の葡萄畑で小型の黒いダーツが全ての方向に撒き散らされて、葡萄摘みをしていた母親と二人の息子と彼らの従兄弟を殺害した。フレシェット弾は、通常戦車から発射される砲弾で、(第1次世界大戦に開発され現在は)違法な対人兵器である。イスラエル軍は過去二回その破壊的な兵器を使用している。私が見たときには、家族が殺された場所から遠く離れたビルの壁に散らされたダーツが刺さっていた。イスラエル軍は西岸ではフレシェット弾を使おうとしない。」とほとんど、世界中のどこのメディアも報じていない(ように思われる)「フレシェット”蜂の巣”弾」の使用などもきちんと書いてくれている。
(このフレシェット弾については、以下の「註」部分に。上記で「ダーツ」と訳されているのは、「矢弾」というもので、「ダーツ状の釘型弾」と言った方がいいかも。)
http://www.onweb.to/palestine/siryo/drmona03sep.html
ガザと西岸でのイスラエル軍の交戦規則が違っているという指摘なども重要なことだ。この事実について、もっと考えてみないといけないと思っている。それにしても、毎度、思うのは(レヴィ記者は確かに「ご当地」に生きている人だけれど)どうして、イスラエルの記者がここまで書いて伝えているのに、世界のメディアのほとんどはその足下にも及ばないようなことしか載せられないのか、ということ。私はレヴィ記者の記事をそのまま訳して新聞に載せてくれたほうがはるかに現実がわかると思っている。
全文は「パレスチナ子どものキャンペーン」のサイトで読める。
http://www32.ocn.ne.jp/~ccp/news/aqusa5/040307levi.html
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