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<日本テレビ>サブリミナル的手法で厳重注意 民放連
サブリミナル(潜在意識下)的表現手法の疑いがある映像を流すなど、日本テレビの二つのバラエティー番組が日本民間放送連盟(民放連)の放送基準に抵触する恐れがあるとされた問題で、総務省は12日、同局に厳重注意するとともに、3カ月以内に再発防止策を報告するよう要請した。また同省は民放連にも放送基準の明確化などを検討するよう要請した。民放連は放送基準見直しについて検討する「映像手法等研究特別部会」(部会長、犬飼佳春・テレビ東京取締役)を設置し、19日に初会合を開く。
サブリミナル的手法が使われたのは「マネーの虎」で、オープニングから本編に切り替わる瞬間に1万円札の福沢諭吉の映像を挿入。同省によると、映像は30コマ中6コマ(0.2秒)だが、福沢の顔は同2コマ(0.067秒)だった。南俊行総務省地上放送課長は「結果として一般視聴者が十分視認できるものではなかったとの事実を確認した。運用に遺漏があった」と話した。また「踊る!さんま御殿!!」では短時間に光が点滅する通称「パカパカ」という手法が使われ、南課長は「サブリミナル的表現手法ではないが、放送基準のガイドラインに規定する20%の限度を超えていた」とした。
日テレ広報部は「総務省から受けた厳重注意を真摯に受け止め、チェック体制の強化など基準の徹底に努める。日テレとしては民放連の作業に積極的に取り組んでまいります」と話した。【内藤陽】
(毎日新聞)[3月12日20時46分更新]