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<たんぱく質>頭を柔軟にするものを理化学研チームが発見
頭を子どものように柔軟にして、視覚能力を発達させるたんぱく質を、ヘンシュ貴雄・理化学研究所チームリーダー(神経回路発達研究)らがマウスを使った実験で発見し、12日付の米科学誌「サイエンス」に発表した。言語でも同様の物質が存在する可能性が高まった。ヘンシュさんは「大人になっても容易に外国語を習得できる新薬ができるかもしれない」と期待する。
脳の発達過程には、とくに言語や視覚などの能力が発達する「敏感期」と呼ばれる時期がある。研究グループは、入力信号を弱めて出力する働きをもつ脳の「抑制性の神経細胞」が敏感期の出現にかかわることに着目。その神経細胞の表面にある約20種類のアンテナ役の受容体たんぱく質のうち、どれが敏感期にかかわるかを一つ一つ調べてみた。その結果、神経伝達物質「GABA」と結合する受容体たんぱく質の一つが、敏感期の出現の鍵を握ることが分かった。【田中泰義】
(毎日新聞)[3月12日6時53分更新]