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沖縄本島の西約40キロの離島、座間味村の水不足を救おうと那覇市は10日、定期フェリーで水を運ぶ「応援給水」を始めた。昨年3月に結んだ県水道災害相互応援協定に基づき、村が初めて要請した。10日は20トンを積み込み、今後は毎日40トンを運ぶ予定。島の人たちは「命の水」と喜んでいる。
村は、ダイビング観光でも知られる座間味島など三つの有人島からなり、人口約1000人。唯一の水がめの座間味ダム(最大容量約3万3000トン)は、昨春からの少雨で貯水率が20%台に落ち込んでいる。村は7月から夜間8時間の給水制限を始め、今年2月からは午後8時から12時間断水を続けている。気象庁の長期予報では、今後も大量の雨は期待できない、という。
水を運ぶのに利用するのは那覇と座間味を毎日1往復する村営フェリー。ふだんは海水を注入して、船体を安定させるタンクに水を入れた。
村の1日の水使用量は約230トン。応援給水で水事情がすぐに改善するわけではないが、高良豊助役は「村民あげて喜んでいる。一滴たりとも無駄にはしません」。
水不足は沖縄本島でも深刻だ。九つのダムの総貯水率は50%を切っている。那覇市の翁長雄志市長は「苦しいときに助け合うのがウチナーンチュ(沖縄の人)。わずかな水でも、村民の心の支えになれば」と話している。 (03/11 01:26)
http://www.asahi.com/national/update/0311/003.html