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(回答先: Re: Aと≠Aとを対比していくことが、真相を浮かび上がらせるための最短の道だと思います。 投稿者 乃依 日時 2004 年 3 月 09 日 06:41:40)
私は「カナンの呪い」など認めませんし、ユダヤ人にバール神が悪魔だという権利はないように思うのです。パレスチナ最古の住民はユダヤ人ではなく、カナン人であった事。ユダヤ人が恐らく略奪者としてパレスチナに侵入し、自分達の略奪・強姦・殺戮を正当化し、自己の悪辣な姿を先住民に投影する事で、自己を絶対化し、正当化しようという許し難い意図があったと感じます。従って、「カナンの呪い」を糾弾し、その意図を暴露する事が現代のアメリカ・イスラエル批判にも通じると思うのです。アメリカ・イスラエルの根本的な思想態度が「カナンの呪い」論にあると思うのです。一体、世界のどこの民族が先住民の殺戮に飽き足らず、自分達の犯罪まで先住民のせいにし、先住民の信仰の対象まで悪魔化し、「神の呪われた民族よ!」などというでしょうか?カナン人から見れば、ユダヤ人こそが悪魔であった。自分の悪魔性を先住民に投影して、開き直るという思想こそが、アメリカ・イスラエルの根本に延々と続いているのです。カナン人を皆殺しにできなかったのがユダヤ人の誤りなのではなく、カナン人を悪魔化して今日に至るまで虐殺を開き直り続けて、パレスチナをユダヤ民族のかけがえのない土地としている事が誤りなのです。殴ったものが一回も謝るのではなく、屁理屈をこじつけて殴り続けていながら、世の中がまともになる訳がない。当然、彼らもやましさはあるが、自分達が呪われて当然の事をしたからといって、そのやましさを被害者の悪徳のせいにするとは、全く厚かましいにも程がある。
「カナンの呪い」論の汚いペテンを暴き、ユダヤ民族に先行する中東の神々を復権する事は、アメリカ・イスラエルの正当性を根本から打ち砕く事にもつながると思うのです。ユダヤ人は当初から侵略者であった。その事を素直に認める事が大切です。呪い論ではなく、素直にカナン人に一度で良いから詫びるべきです。「それはできない。一回でも謝ったら、イスラエルはアラブのものになってしまう。パレスチナが異教徒にとられてしまう。だから、我々は謝らない」と言うかも知れませんが。経典自体に侵略を肯定する教義を持つ者が真面目に和平に取り組むとは思えない。「純粋なユダヤ人は良くて、カナンの血が混じった奴が悪いのだ」などと言っても、正統な経典自体が十分に血生臭いではないのですか。