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英誌エコノミスト最新号(6日)は、逃亡中の大物マフィアが出した手紙の形をとったパロディー記事を掲載し、イタリアのベルルスコーニ首相を痛烈に皮肉った。タイトルは「ボスの年間報告書」で、手紙の最後には「イル・カポ(ボス)」のニセ署名入り。イタリア国内では、記事を批判する声も出ている。
手紙の「書き手」にされたのは、ベルナルド・プロベンツァーノ被告。映画「ゴッドファーザー」のモデルとされたコルレオーネ・マフィア、故ルチアーノ・リッジョの部下と言われ、被告人不在のまま六つの終身刑判決を受けている。40年も逃亡中で、「マフィアを撲滅できないイタリア」のシンボル的な存在だ。
手紙は「総選挙でシチリアの全議席を勝ち取ったのに、我々の希望をすべてかなえてはいない」とベルルスコーニ政権に不満を漏らしつつ、資金洗浄や架空会社設立がしやすくなったと報告。裏返せば、現政権下の経済政策に対する批判だ。
さらに「ベルルスコーニ氏の敵意に満ちた態度は、裁判官の弱体化に役立った」として、マフィアに有利な環境ができたことを感謝。自ら汚職裁判を抱え、裁判官に対する批判を繰り返す同首相を皮肉った。
これに対し、伊有力紙コリエレ・デラ・セラは5日付1面で同誌に批判的なコメントを掲載。「ジョークでも笑えない。これがアイルランド共和軍(IRA)署名の手紙や、最近のイラクの流血事件についての冗談なら載せただろうか」などと読者に問いかけた。 (03/06 20:41)
http://www.asahi.com/international/update/0306/012.html