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(回答先: 580万年前の歯「新種の猿人」…米・東大チーム(読売新聞) − 「読売」の方が「朝日」の記事より詳細 投稿者 シジミ 日時 2004 年 3 月 06 日 08:25:05)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040305-00001002-mai-soci
初期の人類である猿人の約520万〜580万年前のものとみられる歯の化石6個を、エチオピアで発見したと、諏訪元・東京大助教授やティム・ホワイト米カリフォルニア大教授らの研究チームが5日発行の米科学誌「サイエンス」に発表した。犬歯などの特徴が、サルとヒトが分岐する直前の類人猿の特徴を残していた。この特徴は、現在、三つに分類されている最古級の猿人と共通していることが分かり、研究チームは、3猿人を一つの属にまとめることを提案している。
人類とチンパンジーは600万〜700万年前に分岐したとされ、初期の人類は一つではなく、さまざまな種類がいたとの主張もある。このため、同誌はこの論文に対する反論も掲載。人類が類人猿からどのように進化したかをめぐる議論がさらに高まりそうだ。
同チームは01年にエチオピアのアワシュ川中流域で、猿人の腕の化石を発見し、アルディピテクス属ラミダス種の一種のカダバと命名した。新たに見つかった歯の化石は同じ場所で02年に発見され、同じカダバのものと見られる。
チンパンジーなどの類人猿は、上あごの犬歯が鋭くとがり、下あごの犬歯と第一小臼歯の間にかみ合わさる構造になっている。仲間同士で争ったり、硬い木の実をかむ際に使われていた。その後の猿人の犬歯は丸みを帯びている。
今回見つかった歯の化石は、類人猿の特徴を残していたため、研究グループは、カダバはラミダスの亜種ではなく、別の新種として格上げすることを提案。さらに、約600万〜700万年前の「サヘラントロプス」属、ケニアで見つかった約580万年前のチャドの「オロリン」属と比較し、同様の特徴を残していることが分かり、アルディピテクス属にまとめられるとの見方を示した。
諏訪助教授は「犬歯は二足歩行と並んで人類の進化を知るうえで重要な手がかり。チンパンジーと共通の祖先から分かれた直後の3属はよく似た特徴を持っていたのではないか」と話している。【足立旬子】(毎日新聞)
[3月5日7時19分更新]