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(回答先: Re: 最古の装飾品 7万5千年前の貝殻のビーズ、南アで発見 (朝日新聞) ― 画像あります。 投稿者 エイドリアン 日時 2004 年 4 月 16 日 21:34:22)
★エイドリアンさん、この貝はムシロガイ科ということです。(末尾に魚介類図鑑をリンクしました。)同科の貝は日本近海でも生息するようですが、食用にはしないようです。7万五千年前のアフリカではどうだったでしょうか?(シジミ)
(以下、毎日新聞記事)
ビーズ:世界最古のアクセサリー 南ア南部の洞穴で発見
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/science/news/20040417k0000m040012000c.html
南アフリカ南部の洞穴から、約7万5000年前の貝製の「ビーズ」を見つけたと、ノルウェーのベルゲン大などの研究グループが16日発行の米科学誌「サイエンス」に発表した。大豆ほどの大きさの貝に穴が開いており、同グループは「糸を通して使った世界最古のアクセサリーの可能性が高い」とみている。
貝は海岸地帯にあるブロンボス洞穴の中期旧石器時代の地層から見つかった。オレンジ色や焦げ茶色のムシロガイ科の巻き貝(直径6〜8ミリ)で、大きさや色合い、使用による摩耗状態の似たものが2〜17個ずつの固まりで計41個あった。
穴は殻口に近い同じような位置に開き、糸や布、他の貝とこすれたような跡があった。このため、人が食べたカスや、自然にできたものとは考えにくいという。
これまでに最古級のアクセサリーとされていたのは、ケニアで見つかったダチョウの卵の殻を使ったビーズ(約4万年前)やトルコで見つかった貝製のビーズ(約4万1000年前)だった。同じ洞穴からは02年に約7万7000年前の模様が刻まれた石が見つかり、「最古の芸術」と話題になった。【永山悦子】
馬場悠男・国立科学博物館人類研究部長の話
芸術を持つ新人(ホモ・サピエンス)の初期の人々が、約6万年前にアフリカからヨーロッパへ広がったとする説を補強する発見だ。装飾品は自分を飾りたいという人間本来の欲求を具体化するもので、文化・芸術の象徴だ。人間は古い時代から芸術的な感性を持っていたということだろう。
毎日新聞 2004年4月16日 18時08分
「市場魚貝類図鑑」ムシロガイ科
http://www.zukan-bouz.com/makigai/sinfukusoku/musirogai/musirogai.html