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(回答先: 同時爆破テロ、100人超死亡 シーア派行事狙う(共同通信) − 「アシュラ」を狙う 投稿者 シジミ 日時 2004 年 3 月 02 日 21:02:51)
カルバラで爆発の直後に、犠牲者とがれきの間を駆け抜ける若者=AP
http://www.asahi.com/international/update/0302/006.html
イラク中部のシーア派聖地カルバラと首都バグダッドのシーア派地区で2日午前10時ごろ(日本時間同日午後4時ごろ)、数回の爆発が起き、ロイター通信によると、合わせて少なくとも145人が死亡、数百人が負傷した。この日は同派の重要な祭礼「アシュラ」にあたり、聖地に集まるシーア派教徒を標的にした連続テロとみられる。シーア派がもっとも宗教感情を高める日に起きたテロは、シーア派と少数派スンニ派との宗派間対立に拍車をかける恐れがある。
目撃者によると、カルバラのアッバース廟(びょう)の近辺で、少なくとも5回の爆発が起きた。イラク警察当局は、AFP通信に「市北部から少なくとも6発のロケット弾がアッバース廟に向けて撃たれた」と語った。ロイター通信は地元警察の話として、少なくとも70人が死亡したと伝えた。
バグダッドの爆発は、北東部のカディミヤ地区にあるシーア派モスクで起きた。病院関係者は同通信に75人が死亡したと語った。アルジャジーラテレビは、モスクに集まった群衆にロケット弾が撃ち込まれたという目撃者証言を伝えている。イランのテヘランからの情報では、イラン内務省報道官は「死傷者の中に40〜50人のイラン人巡礼者が含まれている」と明らかにした。
いずれの爆発についても犯行声明は出ていないが、スンニ派のイラク統治評議会議員、ナセル・チャデルジ氏(国民民主党党首)はアラブ首長国連邦のアルアラビアテレビに「テロリストの一団はイラク人ではありえない」と語り、国際テロ組織アルカイダの関与をにおわせた。イラク駐留米軍は最近、アルカイダがシーア派にテロを仕掛け、スンニ派との対立をあおってイラクに内戦状態を作り出そうと計画していることを示す文書を押収している。
「アシュラ」を祝うことは、シーア派を弾圧したフセイン政権下では禁止されていた。今年は完全に自由なアシュラをおよそ四半世紀ぶりに祝うとあって、カルバラにはイラク国内やイランから200万人のシーア派信徒が集まっていたという。バグダッド・カディミヤ地区のモスクにも数千人が集まっていた。 (03/02 20:48)