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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040302-00000056-mai-int
【ソウル堀信一郎】韓国の盧武鉉(ノムヒョン)大統領は1日、ソウルで行った演説で、歴史問題や有事法制に絡んで日本を痛烈に批判した。小泉純一郎首相の靖国神社参拝などを念頭に置いた発言ともみられ、日韓関係に微妙な影響を与えそうだ。
1日は日本からの「3・1独立運動」記念日で祝日になっており、日本批判は記念行事の演説の後半で飛び出した。韓国にとって民族意識が高まる日でもあり、日本批判の部分は事前に用意された原稿にはなかった。
盧大統領は「日本に対して一言、忠告すれば」と前置きして、「韓国の政治指導者が、あえて過去の歴史問題や日本の法制度の変化(有事法制)に言及しないからといって、問題が解消したと考えてはならない」と述べた。
さらに「韓国国民を傷つけるような発言は、人気取りにきゅうきゅうとしている政治家ならまだしも、少なくとも国家指導者がすべきではない。日本も(日韓関係のために)最善を尽くすべきだ」と述べた。
盧大統領は「将来の日韓関係を構築するために韓国国民は、相手を傷つけるような発言を慎んでいる。政府としても、そのような発言を自制している」と述べ、今後、日韓関係が悪化するとすれば日本側に責任があるとの認識を示した。
こうした日本批判に会場から拍手がわき起こったが、盧大統領は「皆さんに言いたいことは、日本が何かを言ったからと言って、感情的に対応するのはやめようということだ。歴史問題は感情的に対応すべきではない」と述べ、冷静な対応も求めた。
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福田康夫官房長官は1日の記者会見で、盧武鉉大統領の演説について「(大統領は)昨年の演説に比べても、問題を非常によく考えて抑制的に発言された。お互いが理性を持って、過去を見据えながら次の時代を築くため努力すべきだ」と語った。さらに歴史認識に関する日本政府の立場に関して「歴史の事実を謙虚に受け止め、痛切な反省と心からのおわびの気持ちを持っている。この考え方は変わっていない」と強調した。(毎日新聞)
[3月2日3時8分更新]