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訪米中のシュレーダー独首相は27日、ホワイトハウスでブッシュ米大統領と会談し、イラク復興や中東の民主化で米国と協力する考えを示した。会談後、両国は中東地域における自由、民主主義、人権などの面での促進やイスラエル・パレスチナ間の紛争解決に向けた協力関係を確認する共同声明「21世紀の米独同盟」を発表した。
中東民主化問題については、6月に米国で開かれる主要国首脳会議(G8)に向けて具体的な提案を進めることを盛り込んだ。
シュレーダー氏は会談後、記者団に「両国はイラクが安定し、民主的な国として発展することに重大な関心を持っている」と述べ、イラクの復興に協力する姿勢を示した。軍事支援は見送るものの、対イラク債権の削減などに応じ、復興を支援する方針だ。
ブッシュ大統領は「我々は過去において意見の相違があったが、友人同士で意見が異なるのは間違ったことではない」と述べ、両国関係の「和解」を強調。「違いを乗り越え、前進することで双方は一致している」と語った。シュレーダー氏が、ユーロに対するドル安に懸念を示したことについては、強いドルを維持する意向を示した。
(02/28 13:32)
http://www.asahi.com/international/update/0228/009.html