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英政府の武器部品輸出黙認を批判 英NGO
2004.02.26 Web posted at: 08:58 JST
AA- CNN
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200402260006.html
ロンドン(CNN) 非政府組織(NGO)の英援助団体オックスファムなどは25日、武器輸出を禁じている英政府が、英国系企業の武器部品輸出を黙認することで世界中に「危険な抜け道」を作り出していると批判する報告書を発表した。
同報告書はオックスファム、アムネスティ・インターナショナル、小火器国際行動ネットワークの3団体が共同で発表したもの。爆弾製造や誘導ミサイルなどを含む武器の主要部品の輸出に対して、英政府の取り締まりが緩められていると指摘した。
同報告書によると、英国が完成武器の輸出を禁じているジンバブエ、イスラエル、インドネシア、ウガンダ、コロンビア、ネパール、フィリピンに主要部品が輸出されているという。その結果、「英国が供給した武器部品が世界中で人権侵害に貢献し、新しい危険な抜け道を作りだしている」と批判した。
オックスファムによると、武器部品の輸出許可は1998年の1600件から02年には1万8948件と急増しており、ブレア政権になってから11倍に飛躍しているとしている。97年に政権を取った労働党は「倫理的外交」の追求を公約に掲げたが、専門家などの間からは、英軍需産業の利益保持を図る閣僚らの抵抗が強いとの指摘もある。
一例として、報告書は02年に、イスラエルに輸出される米F―16戦闘機の英国製部品の輸出をストロー外相が許可したと指摘。英政府は以前、パレスチナ人の抑圧に使われる恐れがあるとして、イスラエルへの武器輸出を禁じていたが、ストロー外相は米英間で結んだ軍需産業の取引に固守したとオックスファムは指摘する。
オックスファムのフォーサイス政策ディレクターはCNNに「武器輸出そのものに絶対反対というのではない。しかし、アフリカ中部諸国のように、欧州連合は禁輸措置を取っているところでも我々は機関銃の部品を輸出している。部品を送れば、組み立ては簡単だ。機関銃を輸出していることと何ら変わりはない」と話した。