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ここに紹介するニューズウィーク日本版の広告メルマガには
日本版編集長の有り難いお説教が連載されています。
(「有り難い」というのは最近の若者言葉ではこう言うそうな……。「ありえね〜!」w)
この編集長、ジェシカ・リンチの「告白本」を監修したとかで、
「全米ベストセラー。ヒューマン・ドキュメントの傑作!」という端から見ても
赤面しそうな破廉恥なキャッチフレーズで売ってます。
ところで今週の編集長エッセイはオウム教祖への怒りをぶつけたものなんですが、
このエッセイを「侵略戦争カルト国家のブッシュ教祖」に読み替えると
なかなか笑えます。
松本チヅヲを叩くのはまことにけっこうですが、「殺人カルトの教祖」として
凶悪さがオウム松本どころの比ではないブッシュとかネオコン陰謀家の連中に
対してはやけに寛容だというのが、売国洗脳誌の編集長らしくて哀れを誘います。
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□■□ Newsweek Japan Onlineメールマガジン No.202 □■□
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『ニューズウィーク日本版』は毎週水曜発売(定価400円)。
Newsweek Japan Online( http://www.nwj.ne.jp )は毎週水曜に更新してい
ます。
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全米ベストセラー。ヒューマン・ドキュメントの傑作!
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『私は英雄じゃない 〜ジェシカのイラク戦争』
リック・ブラック著/中谷和男訳
藤田正美(「ニューズウィーク日本版」編集主幹)監修
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大スキャンダルに暗転した英雄物語!
空白の3時間に何が起こったのか。
ジェシカ・リンチ米軍上等兵が明かした真実とは・・・
アメリカの片田舎の貧しい家庭に育ったジェシカは、18歳で陸軍に志願。
過酷な新兵訓練にパスした後、陸軍の補給部隊に配属されてイラクの戦場
へと赴く。
彼女の部隊はルートを間違え、やがてイラク南部の町ナシリアの敵の渦中へ。
そこで激しい十字砲火を浴び、気がつくと彼女は敵の病院のベッドに横た
わっていた。
田舎の家族や村人たちは、行方不明の知らせに不安をつのらせていく。
その後、友軍の救出作戦が効を奏して帰還。
その彼女を待っていたのは英雄というレッテルと勲章と、華々しいパレード
だった。だがしかし……
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【編集長コラム】
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★オウム麻原と一審判決★
オウム真理教の教祖麻原彰晃こと松本智津夫被告に対する判決が2月27日、
東京地裁で言い渡される。どのような判決が下るか、日本全国で関心が高まる
だろうが、僕自身は死刑以外の刑は考えられないと考えている。
この裁判を通じて被告は一貫して証言を拒否している。というより拒否する
という明確な意思表示があるわけでもなく、意味不明なことを口走ったりす
る。まるで精神状態がおかしいかのような演出をして、極刑を免れようとして
いるかのように見えるのだ。どのような教団であれ、多くの信徒を率いるリー
ダーとして、このような一見無責任に見える行動を取ることは許されないこと
だ。
少なくとも自分を崇拝してきた信者が、誘拐事件やらサリンガスを使っての
殺人事件に手を染めたのなら、自分に直接の責任があろうとなかろうと責任を
全うしようとするのがリーダーだと思う。まして普通の組織ではなく宗教組
織。人間のいちばん奥深いところまでコミットしてきたのだから、「信者の暴
走」だとしても教祖が責任を免れるものではない。
そういった観点から見ると、被告の行動は何とも潔くない。逮捕されたとき
隠し小部屋に現金を抱いていたという光景を思い浮かべると、しょせん信者は
教祖にだまされていたのではないかと言いたくなる。
そういった意味でもこの教祖の罪は重く、それに対する罰は厳しくなければ
ならないと思う。しかしこの判決が下れば、被告側は直ちに控訴するのだろ
う。起訴からここまで約9年、高裁判決が下るまでにどのくらいの年月を要す
るかわからないが、最高裁まで争えば下手をすると20年かかるかもしれない。
この間、われわれ国民は税金で被告を養い、弁護人をつけなければならない。
この問題が人権など国民の根源的問題に関わるなら、そういった長期裁判も仕
方がないかもしれない。しかしこの麻原裁判にはそのような高尚な側面はな
い。
はたから見ている限り、麻原裁判が長引いている最大の理由は弁護団の法廷
戦術にあるように見える。どうせ負けて、死刑判決は免れない裁判ならば、一
日でも裁判を引き延ばすことが被告にとって重要であるとでも考えているのだ
ろうか。実質的なところで争わず、手続き論やら何やらの部分で争うというの
も、われわれ国民にとっては納得できないところだ。
裁判制度は長い間かかって、より公正さを求めて進化してきた。だから現在
の制度が非常に悪いわけではないが、それでも今回のような裁判を見ると、人
権を守るべくつくられてきた制度を「悪用」されているような不快さを覚え
る。
世間一般では、麻原裁判のことは言われなければほとんど忘れられているは
ずだが、実際にはわれわれの税金がこういった場面で意味もなく費消されてい
ることを思い出したほうがいい。「意味もなく」と書いたのは、これまでの経
緯をみる限り、麻原被告が何らかの主張をしてきたという痕跡がほとんどない
からである。「こんな裁判はさっさと打ちきれ」というのは暴論だろうが、あ
えて暴論を吐きたいと思っているのは私だけではあるまい。(藤田)
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【読者フォーラム】 2004年2月のテーマ
――「子供の性別は親が決める?」
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Newsweek Japan Online(http://www.nwj.ne.jp)の読者フォーラムでは、
毎月、テーマを決めて皆様のご意見を募っています。投稿をお待ちしており
ます(サイトより直接投稿願います)。
「子供の性別は親が決める?」
「男の子/女の子がほしい」という夢をいだく親たちは、昔からさまざまな
産み分け法を信じてきました。その大半は根拠の薄いものですが、アメリカで
は最近、体外受精した受精卵を検査する着床前遺伝子診断によって、子供の性
別をほぼ確実に選べるようになってきました(日本では認めれていません)。
この技術には遺伝病を避けられるというメリットがありますが、「命の選
別」という危険な一線を越えてしまったという批判もあります(本誌2月4日
号)。
読者の皆さんが最先端の生殖医療を受けられる立場にあったら、この技術を
利用しますか、それともあくまでも自然に任せるべきだと考えますか。また、
その理由は何でしょうか。
ご意見をお寄せ下さい。
(なお、勝手ながら書き込みは600字以内でお願いします)
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【今週号の記事】 ニューズウィーク日本版 2004年3・3号
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★ハリウッドの日本熱★
オスカーに日本関連の3作品がノミネート。新作の企画もめじろ押し。
ハリウッドが突然、日本に夢中になったのはなぜ?
★裁かれる教祖★
地下鉄サリン事件から9年。
麻原彰晃を裁いても、すべてを善と悪で色分けする社会のゆがみは
解決されない
★結婚の新しい形★
同性結婚がアメリカで政治問題に。
世界では、同棲や婚外子の増加で結婚という制度そのものが揺らいでいる
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◆NEWS OF THE WEEK◆
サッカー 復興のゴールはまだ遠く
◆NEWS OF THE WEEK◆
オウム裁判 裁かれる教祖と日本社会
【特別寄稿】リチャード・ガードナー上智大学教授
路上生活者 世界一のホームレスは自力で稼ぐ
自活を支援する新たな試みが日本で注目されている
◆SPECIAL REPORT◆
カルチャー ハリウッドは日本に夢中!
挑 戦 スーツケースに夢を詰めて
映画の都に単身で乗り込んだ若き日本人たち
◆WORLD AFFAIRS◆
イラク シーア派の危険な自由
自由を手にした多数派が戦後復興のカギを握る
医 学 韓国の格安ヒトクローン研究
衝撃の研究を生んだのは薄給研究者と緩い法規制
◆U.S. AFFAIRS◆
米大統領選 笑顔を武器に主役を奪い取れ
野心家エドワーズがケリーとの一騎打ちに臨む
米経済 雇用の「空洞化」が止まらない
ホワイトカラーや専門職の仕事までが国外へ流出
社 会 もう結婚にルールはない?
◆SOCIETY & THE ARTS◆
経営者 2トップがつくる元気企業
デルコンピュータの社長と会長は究極の二人三脚
ファミリー 当店の顧問は元GM会長
教 育 ドイツが欲しがるハーバード
イベント 魅惑のサーカス、ヒップに炸裂
黒人文化と曲芸を融合させた「ユニバーソウル」
新技術 プラスチックのしなやかな未来
軽くて安くて柔軟なプラスチック・チップが革命を起こす
動 物 地雷探しはネズミの鼻で
建 築 悲劇の跡に舞い降りた鳥
グラウンド・ゼロの新駅は日常をたたえる希望の場
書 評 バルカンの忘れがたい狂気
話題作 海と映画を征服する男
冒険大作『マスター・アンド・コマンダー』の製作秘話
ハリウッド オスカーの陰に謎の老人ホーム
◆ON JAPAN◆
スティーブン・ヴォーゲル
(カリフォルニア大学バークレー校准教授<政治学>)
自衛隊を送っても危うい日米の蜜月
◆MY TURN◆
ニック・カーゾン(ドキュメンタリー映画作家)
癌に勝つ方法はポーカーに学んだ
◆PERISCOPE◆
核流出にスイス企業の黒い影、
敵対的買収は株主にプラス?
「反ユダヤ主義」に危険な沈黙、ほか
◆BUSINESS TRENDS◆
客の怒りに反応するソフト、
BSEを逆手に燃料を作ろう、
背任行為を見つける方法、ほか
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