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2004/2/23
すとう信彦は2月23日、今国会の予算委員会では3度目の質問に立ち、イラク復興支援問題に対し政府を鋭く追及しました。
冒頭、イランのアザデガン油田契約を締結したことに触れ、国際情勢においてイラクの次はイランということを言われている中、イランとの友好関係を深めておくことは今後の中東政策にとって極めて重要であると指摘しました。
続いて自分自身も政府派遣で選挙監視を行なったハイチ情勢について、今後の推移を注視し、邦人の安全を怠らないよう要請しました。
イラク復興支援については、サマワにおける自衛隊キャンプの借地料問題を石破防衛庁長官に質問しました。1億8千万円とも言われている金額について、既にキャンプを張るオランダ軍(50〜100万円)との対比について石破長官は「事実は承知はしているが機密事項にかかるので答えられない」と全く訳のわからない幼稚な答弁。同時に劣化ウラン弾の健康障害対策、オランダ軍の居眠り事件におけるそれぞれ自衛隊の場合の対応をどうするのか石破長官に質問しました。
川口外務大臣には、補正予算審議からの復興予算について繰り返し質問を行ないました。補正予算については、審議を始めてから1カ月以上経ち、予算の配分先、金額等細目を示すように、そして16年度予算においては、「国際平和と安全のための日本発外交」枠のうちイラク復興支援がいくらになるのか、対象プロジェクトの概要をただしましたが、補正予算については現時点で決定しているものはない、16年度予算は2.9億ドル(319億円)を想定しているが、その被供与先、供与内容、供与金額等については執行段階で決定するもので厳密に決定したという性質のものではない、との返答。15年度もあと1カ月少々となった時点で何も決定していない状態では16年度本予算の審議は行えないため、外務大臣に明確な答弁、資料の提示を要求しました。予算委員会が紛糾する場面もありましたが、質問を継続し外交官銃撃事件に移りました。
総理への事件第一報は11月30日深夜2時であったとの前回の外務大臣答弁を受け、官房長官に事実を質したところそれを認めました。官邸の初動が同日8時となるので空白の6時間が生まれています。これは、その間に工作していたのか、そうでなければ全くの危機管理能力の欠如であると言えます。その後の事件解明についても銃弾の成分分析は遅々として進まず、米軍の誤射説についても明確な否定もせず、全く闇の中で政府の隠蔽ともとれる所業ではないでしょうか。このまま事件が未解決のまま、いい加減な予算審議が繰り返され補正予算、本予算が執行されるようなことになればこれは、まだまだ不況で苦しむ国民に対しての重大な裏切り行為であると断ぜざるを得ません。
http://www.sutoband.org/003/003_01/20040223.html