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【クウェート=江口博文】中東、中央アジア諸国などを訪問するため米国を出発したラムズフェルド米国防長官は22日、イラクの隣国クウェートに到着した。これに先立ち、給油のため立ち寄ったアイルランド西部のシャノン空港で長官は記者団に、国際テロ組織アルカイダがイラクでのテロや襲撃に「明らかに関与している」と述べ、強く非難した。
ロイター通信などによると、長官はアルカイダを含む反米武装勢力の動きについて「連合国軍を不利な立場に追い込もうとしている」と強調。そのうえで「イラクの民主化を妨げるため、宗教・民族間の対立をあおっている」と語り、連合国暫定当局からの主権移譲が予定されている6月末までにテロがさらに活発になる恐れがあるとの見解を明らかにした。
ただ、ゲリラや反米武装勢力がどのような手口で活動を巧妙化しているかについては「13種類のパスポートや20種類の偽名を持っている者もいる」として、特定するのは困難だと語った。 (11:01)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20040223AT2M2200Z23022004.html