現在地 HOME > 掲示板 > 戦争48 > 565.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
米大統領選:
消費者運動家のネーダー氏、無所属で立候補へ
【ワシントン佐藤千矢子】前回の00年米大統領選に第3政党「緑の党」から立候補して台風の目となった消費者運動家のラルフ・ネーダー氏(69)は22日、米NBCテレビの番組で、今年の大統領選に無所属で立候補すると表明した。民主党は、リベラル票の一部がネーダー氏に流れることを警戒しており、影響が注目される。
ネーダー氏は出馬を決めた理由について、「ワシントンは今や企業の領地だ」と企業と癒着した政治を批判して「2大政党による覇権政治に挑戦する」と述べた。
これに対し、ブッシュ大統領の再選阻止のためネーダー氏に出馬を見送るよう求めてきた民主党のマコーリフ全国委員長は同日、米CBSテレビの番組で「緑の党の党員たちは、みんな民主党を支援すると言ってくれる」「彼にとって難しい戦いになるだろう」と述べて、ネーダー氏の出馬に不快感を示した。
ネーダー氏は96年、00年の大統領選に「緑の党」から出馬。00年大統領選では、党派政治に批判的な若者らの支持を集めて、約290万票(得票率2.7%)を獲得した。民主党の一部からは、ネーダー氏が立候補していなければ、フロリダ州、ニューハンプシャー州などで民主党のゴア前副大統領とブッシュ大統領の選挙結果がひっくり返り、ゴア氏が勝利を収めていたはずだとして、ネーダー氏への批判が出ていた。ネーダー氏が今回、「緑の党」でなく無所属から出馬したのは、資金的な問題とみられる。
イラク戦争に反対してきたハワード・ディーン前バーモント州知事が18日に指名争いから撤退したことから、イラク攻撃容認決議に賛成したジョン・ケリー上院議員らに批判的でディーン氏を支持してきた民主党リベラル層の一部が、本選挙でネーダー氏支援に回る可能性が指摘されている。
[毎日新聞2月23日] ( 2004-02-23-09:58 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20040223k0000e030014001c.html