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(回答先: 田中審議官ら拉致協議で訪朝 北朝鮮、日本提案受け入れ [朝日新聞] 投稿者 Silent Tears 日時 2004 年 2 月 11 日 22:59:05)
政府は11日、外務省の田中均外務審議官、薮中三十二・アジア大洋州局長ら同省職員5人を平壌に派遣した。拉致問題などについて直接協議するのが目的で、田中氏らは同日午後7時から、金永日外務次官主催の夕食会に出席した。同省幹部によると、同日は原則論を述べ合っただけで、具体的な進展はなかったとみられる。日本側一行は14日まで平壌に滞在、北京経由で同日中に帰国する予定。日朝2国間協議は、昨年8月に北京で6カ国協議の際に行って以来6カ月ぶりで、25日の6カ国協議再開を前にして日本政府高官を受け入れた北朝鮮側の対応が注目される。
11日の夕食会での協議は、約2時間半にわたって行われた。日本側は拉致被害者5人の家族の早期帰国実現を要請するとともに、「死亡」したとされる8人と「不明」とされる2人についての真相解明を求めたとみられる。これに対して、北朝鮮側は「まず被害者5人を北朝鮮に戻すべきだ」などと従来の主張を繰り返した模様だ。協議は12日も行われる見通し。
外務省幹部によると、日本側の政府間交渉の再開要請に対し、北朝鮮側から先週末に北京大使館経由で、田中、薮中両氏を指名する形で受け入れの連絡が入った。日本側は外務省職員4人が1月13日から、麻薬密輸取引の疑いで拘束された日本人男性と面会するために平壌入りした際に、政府間交渉再開を要請しており、この要請に回答してきたとみている。
日本政府はこうした情報を事前に、米国、韓国など関係国に連絡した。北朝鮮側は今回の協議を、拉致や核問題に関する政府間交渉再開に向けた事務レベルの「打ち合わせ」と位置付けているという。
同省幹部は田中、薮中両氏の役回りについて「今回は、6カ国協議でも日本側責任者を務める薮中が主に協議に当たる。田中は顧問格で同行した」と話している。一行は11日午前、関西国際空港を出発、中国・瀋陽経由で午後5時半ごろ、平壌に到着した。政府関係者によると、田中氏らは滞在中、拉致被害者の家族と接触する可能性もあるという。
昨年8月の直接協議で、北朝鮮側は「被害者5人は、北朝鮮に帰すはずだった。帰ってこないのは、日本側の約束違反だ」と繰り返し主張、日朝双方の主張は平行線だった。昨年12月には、北朝鮮当局者が「拉致議連」事務局長の平沢勝栄衆院議員(自民)らと北京で会談したが、北京大使館ルートなどを通じた日本政府の交渉再開の働きかけには応えてこなかった。
今回の協議受け入れについて、外務省幹部は11日、「拉致問題がこう着したままでは6カ国協議も乗り切れないと、北朝鮮側は判断したのではないか」と語り、拉致問題が進展する可能性もあるとの見方を示した。【前田浩智】
[毎日新聞2月12日] ( 2004-02-12-01:16 )
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20040212k0000m010025004c.html