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(回答先: 井上茂信「イラク報道に情報操作あり」論の驚異 投稿者 bouton-d'or 日時 2004 年 2 月 09 日 15:44:46)
bouton-d'orさん、ご呈示された下記の記事ですが
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Worldtimes Opinion[Viewpoint]'04/02/07
評論家 井上茂信氏寄稿「イラク報道に情報操作あり」
[http://www.worldtimes.co.jp/newworld/vp/vi040207.html]
論旨は「イラク戦争に係るニュースメディア(特に日本)の報道姿勢は公正ではない」
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残念ながら部外者はアクセスできません。
この記事のなかの問題箇所のみを御提示されて、疑問を呈されたわけですが、
できれば、問題のエッセイ（文字どおりクレイジーな雑感ですね）を全文、示して
いただけると、その文脈の中での問題の記述の位置づけが判って
よいのですが……。
世界日報はご存じと思いますが統一教会の宣伝紙です。
しかし、無視しておけばいい、とは私は思いません。
他の新聞同様、いや、カルト団体の宣伝紙なのだからそれ以上に注意して
批判的な視点から観察・監視を続ける必要があります。
私が知る有名な統一教会ウォッチャーは、部屋の中がまさに統一教会・原理研
関係の資料で溢れ返っていました。「無視」は一種の逃避です。積極的に
監視する必要があります。
注意すべきは、統一教会が米国のUPI通信を買い取り、今では米国ブッシュ政権
の失策を報道する米国内においては異色のメディアになっているということです。
これは似非キリスト教カルトとして共和党や軍部・諜報部と独特の関係を築いてきた
統一教会の独自の政治的思惑を反映しているのかもしれません。
UPIの報道記事は、使い方によっては「敵の手の内が見える」から有用です。
しかし、UPIがカルト教団の一翼になっている事実は、常に意識する必要があります。
同じことは、日本の各種メディアにも、FOXその他のマードック系メディアや、
ロイターやAFPや、イスラム系のメディアにも言えることです。
どんなメディアに接するときでも、その会社の歴史的・経済的背景や、政治的な
動きなどを注意する必要はあるのです。
ところで、井上茂信という奴は、統一教会のとんでもない宣伝屋でして、
こんな本を出してきました――
・ ゴルバチョフと文鮮明師
井上茂信 ／世界日報社 1990/07出版 ２４６ｐ 20cmX14cm NDC:169.21 \1,456
・女性革命の時代東アジアをリ−ドする心やさしい女性たちへ
井上茂信 ／善本社 1990/01出版 １８８ｐ 19cmX14cm NDC:367.2 \1,165(税別)
・ ドストエフスキ−と共産主義
井上茂信 ／善本社 1988/09出版 ２３５ｐ 19cm NDC:980.28 \1,500(税別)
・ ソルジェニ−ツィンは警告する続・善の論理
井上茂信 ／善本社 1986/06出版 ３２６ｐ 19cm NDC:310.4 \1,50
・ 善の論理レ−ガン戦略理解のカギ
井上茂信 ／善本社 1984/11出版 ２４４ｐ 19cm NDC:310.4 \1,00
善本社も悪名高い統一教会・勝共連合のフロント機関です。
これら井上の出してきた本のタイトルは統一教会が７０年代に策定した
日本国改憲・軍事膨脹＆防諜国家づくりを最終目標とする「ナショナル・ゴール・プロジェクト」や
世界中を統一教会のイデオロギーで染めて連中の「理想社会」を作るという
80年代の「グローバル・ゴール・プロジェクト」の議題をそのまま反映したものです。
統一教会はスパイ防止法制定運動をしていましたが、自民党や野党の一部に
大量の工作員を「秘書」として潜入させて日本国家のハイジャックを画策していた
ことが10年ほど前に発覚しました。その直後にオウム事件が起きたわけですが……。
最大の「スパイ」は統一教会だったというわけ。（苦笑
いま出ている週刊誌（たしか週刊文春）に、フランスの極右・国民戦線が
統一教会の浸入のせいで目下分裂の危機に直面しているという短報が出て
いました。 統一教会員の女が、国民戦線リーダーに嫁いで影響力を発揮
し始めたせいで、北朝鮮問題（だったと思う）を巡って意見対立が激化して
分裂しかけていると……。事件の影に女ありというか……（笑）
まるで大腸菌に感染して爆砕してしまうファージウイルスのようです。（笑）
興味深いことに、この週刊誌記事には、WACLという世界謀略組織の名前が
出てきます。これは70年代以降、世界中で「反共」戦争を進めるために
組織化が進んだ「世界反共連盟」のことで、レーガン＆ブッシュ政権がこの
謀略組織を利用して世界中で残虐なテロを展開したことはつとに知られています。
現在のブッシュの中東「民主化」戦争も、基本的にはこのときの手口が敷衍されて
いますが、くわしくは図書館などで『インサイド・ザ・リーグ』（社会思想社）をお読みに
なってください。
ソルジェニーツィンを「アイドル」に仕立ててレーニンの偶像にぶつけたのも
この連中でしたが、そうやってレーニン像が倒壊したのち、米国に暮らした
ソルジェニーツィンは、浅薄な物質文明に嫌悪してロシアに戻り、アメリカ化する
世界への“呪いの言葉”を吐き続けています。 ……皮肉なことです。
結局、統一教会のカルト連中は、世界や歴史のダイナミズムを洞察する智慧が
完全に欠落していたとおいうことを歴史の中で実証したのでした。（笑）
井上茂信のイラク関係でのデマは、まるで金正日体制下のプロパガンダのような
大げさなものですが、その無責任なデマぶりに、わたしは植木等の「五万節」を
連想してしまいました。
学校出てから十余年
今じゃ会社の大社長
キャバレー通いのつれづれに
読まれた鼻毛が五万本
サバ云うなこのヤロー
学校出てから十余年
今じゃリッパな恐妻家
呑んで帰って締め出され
雨戸におじぎを五万回
サバ云うなこのヤロー （笑）
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。