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(回答先: 「次々に緊急送還される重傷兵士に胸がつぶれる思い」と米陸軍病院の看護婦 (日刊ベリタ) 投稿者 ああ、やっぱり 日時 2004 年 2 月 08 日 22:33:53)
イラク負傷兵の看護にあたる看護隊大尉が矢も盾もたまらず語っています。愛する人
や母国を守るために自分を犠牲にする精神は尊いし、兵士たちはそれなりの覚悟を決
めて出かけたはずです。しかし自分が犠牲となって守られるものが、わずか一握りの
人の欲望だけだとしたら、これほど悲しく納得のいかないことはありません。
原文はアメリカの「平和を求める退役軍人会」への投稿で、まもなく「いますぐ兵士
を故郷へ戻せ」(Bring Them Home Now)の下記キャンペーンサイトに掲載予定とのこ
と。
http://www.bringthemhomenow.org
(川井孝子/TUP翻訳メンバー
)
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私はワシントンDCにあるウォルターリード陸軍病院の看護隊大尉です。当院には、道
路脇の仕掛け爆弾の爆発やカラシニコフ自動小銃の銃撃で重傷を負った兵士がイラク
からドイツ経由で次々と空輸されてくるので、緊急治療室はいつも半分以上埋まり、
空きベッドをつくるために患者を無理やり一般病棟へ移さなければなりません。彼ら
の多くはすでに手や足を失ったり、失明したり、大量の輸血を受けたりした状態で、
人工呼吸器をつけて運び込まれます。
勇敢な兵士たちのお世話ができるのは光栄です。けれども、この人たちとご家族のこ
れからの人生を思うと胸が潰れます。これほどの犠牲をはらっても国のためになった
わけではなく、負傷者の痛みや悲しみとひきかえに一握りの人がさらに富と権力を増
やしたにすぎないのです。やりきれない気持ちが陸軍病院の看護師の間に広まってい
ます。
マスコミに対する締め付けはきびしく、ほんとうの真実はごくわずかしか報道されて
いません。伝えられる死亡者の数は正確かもしれませんが、負傷者については完全に
無視されています。ほんの一例にすぎませんが、当病院の現状をどうしても皆さんに
お知らせしなければと思います。
ここは入場規制がそれほどきつくないので、来ていただければすぐにわかりますが、
不具になった若者は夥しい数にのぼります。入院中の息子や夫に面会にくる家族の姿
を目にすれば、もうだれも見て見ぬふりをすることはできないでしょう。若い妻や婚
約者が患者に泣いてすがるのを見るほどつらいことはありません。数週間前イラクに
行くまでは元気だった愛しい人が、両足を切断され腹部には手術の痕を残して生死の
境をさまよっているのです。
兵士の皆さんに神のご加護がありますように。神様、どうか、この狂気の沙汰を終わ
らせてください。
(抄訳 川井孝子/TUP)
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萩谷 良 hagitani ryo
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